こんばんは、まろちょふです。
今日は10/29(日)に麻雀スリアロchで放送された第42期最高位決定戦第3節での金子正輝プロの一打を紹介します。
対局者は近藤誠一プロ、村上淳プロ、園田賢プロ、金子正輝プロ。全5日20半荘に渡る戦いの11回戦目の南2局2本場を振り返ります。
ルールは最高位戦ルール。一発裏あり、赤なし。オカ無しのウマが10-30となります。その他詳細は最高位戦HPにてご確認下さい。
10回戦終了時点のトータル
園田 | 近藤 | 村上 | 金子 |
▲49.0 | ▲116.5 | 133.1 | 29.4 |
11回戦南2局2本場時点の状況
園田 | 北家 | 42500 |
近藤 | 東家 | 36800 |
村上 | 南家 | 10600 |
金子 | 西家 | 30100 |
この一局の牌譜はこちら。
ドラは 近藤プロの親番になります。
4人の配牌はそれぞれこのような形。
近藤プロはの対子を活かして混一色を狙いたい手牌。他3名もそこそこまとまった配牌であがりが狙えそうです。
3巡目の金子プロの手牌。早速分岐点です。
自分の手を見るとの対子落としをして打点を高めていきたい場面。ドラも捉えることができ、メンタンピンが狙えそうな手です。
しかし金子プロは打を選択。この時点では明確にはわかりませんが、親の近藤プロがの手出しの切り出しをしています。変則手であることが予想されるのでソウズの受けを広げるよりも対子手での最速手順を狙います。
親の近藤プロがツモギリの後、の手出し、をチーして打。一気に混一色の様相です。
近藤プロがをポンして打。聴牌していてもおかしくない状況となりました。
ここで金子プロがを引きうっすらとトイトイが見えてきました。が厳しいですがもし先に入れば四暗刻まで見えてきます。ここは近藤プロの現物の打とします。
を引いて打。が四枚切れでとても待ち頃の牌です。
を引き七対子聴牌。絶好の七対子待ちでの立直となりました。なんと立直時点で山に3枚。
そして近藤プロからの出あがりに成功。3200は3800のあがりとなりました。
他家に対する対応と打点、待ちの良さを柔軟に判断した見事な一局でした!
配信ページ
https://freshlive.tv/threearrows-ch/159467