こんばんは、まろちょふです。
今日は10/15(日)に麻雀スリアロchで放送された第42期最高位決定戦第1節での近藤誠一プロの一打を紹介します。
対局者は近藤誠一プロ、村上淳プロ、園田賢プロ、金子正輝プロ。全5日20半荘に渡る戦いの3回戦目の東4局0本場を振り返ります。
ルールは最高位戦ルール。一発裏あり、赤なし。オカ無しのウマが10-30となります。その他詳細は最高位戦HPにてご確認下さい。
2回戦までのトータル
村上 | 園田 | 金子 | 近藤 |
57.7 | 13.4 | 21.8 | ▲93.9 |
3回戦東4局0本場時点の状況
村上 | 南家 | 30000 |
園田 | 西家 | 29400 |
金子 | 北家 | 33400 |
近藤 | 東家 | 27400 |
この一局の牌譜はこちら。
ドラは 近藤プロの親番になります。
4人の配牌はそれぞれこのような形。
園田プロが好配牌。近藤プロはかなりバラバラで厳しい配牌といえます。
しかし、そしてと引き、対子が4組。面子手でも充分進行できそうな手となりました。
はまだ残したいと考えるとここは打かと思われましたが・・・?
なんと近藤プロの選択は打。
ピンズの上で2面子を見た進行。確かに村上プロと金子プロの切り出しの序盤にがあることは判断材料になりそうです。しかし、ここでソウズのリャンカンを見切ることは勇気だけでなく経験に裏付けされた確信がないと出来ないのではないでしょうか。
を引き、打。1枚切れのを残して全て払う決断をしました。
近藤プロはを暗刻にして1シャンテンに。園田プロも面子選択。がよいと言うよりはが悪そう、ということでの打でしょうか。一盃口が完成しているので、確定のタンヤオよりもあがりやすさを見た選択と言えるでしょう。
そして園田プロ、次巡に首尾良くを引き、待ちで立直。が、なんと辛くもこの時点で純カラとなっています・・・
そして立直の同巡、を引き、のシャンポン待ち聴牌。
待ちに待ち変えもできましたがここはシャンポン待ち継続、ドラのを捉える意味が大きかったのかもしれません。
そして見事にをツモ。2600オールのあがりとなりました。
この局について近藤プロは「配牌びっくりするほど酷かったですね(笑)道中はそんなにあがれると思っていなくて。どうせ悪い配牌なのである程度すっきりさせようとソウズを全て払ってしまいました。あとはうまくツモが効けばいいかなと。チートイツを見ても良かったのですが、がよく見えていたのでを払ってしまうと手牌が活かしきれないと感じたのであの手順になりました。しかしうまくアガれましたね。」とのお話でした。
手牌に関する見切りが活きた近藤プロオリジナルのあがりとなりました!
配信ページ
https://freshlive.tv/threearrows-ch/159461