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「現物」は麻雀における救世主、振り込み回避へまずはコレ!

「現物」は麻雀における救世主、振り込み回避へまずはコレ!

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麻雀初心者の方がアガる楽しさを味わえるようになったら、次なるステップといえるのが「他のプレイヤーに振り込まないようにすること」です。自分がアガリつつも振り込みを回避していくことができれば、勝利はおのずと見えてくることでしょう。これを実現する際に最も頼りになるのが「現物」と呼ばれる牌の存在です。本記事では、麻雀のディフェンスにおいて欠かせない現物についてご紹介します。

現物についての基礎知識

現物とは他家(自分以外のプレイヤー)が河に捨てている牌のことです。現物がディフェンスにおいて重要といわれるのはなぜなのか、その理由について考えていきましょう。

自分が捨てた牌ではロンアガリができない

現物が重要といわれる最大の理由は、麻雀の「自分が捨てた種類の牌ではロンアガリができない」というルールの存在です。例えば7巡目でリーチしたプレイヤーがいたとしましょう。この場合、リーチまでに6巡が経過しているため、河には6枚の牌が捨てられています。この6枚すべてがリーチ者に対する「現物」となるため、リーチした人が捨てた牌と同じ現物を切っておけば、絶対にロンされることはないのです。

また、自分の捨て牌でロンできないルールはリーチだけに限らず、ダマテンや鳴き仕掛けに対しても有効です。警戒したい相手がいる場合には、そのプレイヤーの現物を残してみることを意識して対局するとよいでしょう。

リーチ後はすべての牌が現物に

誰かがリーチをした場合、リーチ後は本人の捨て牌だけではなく他の3人が捨てた牌もすべて現物となります。リーチしたプレイヤーがロンアガリをできるのはアガリとなる牌が最初に捨てられた時に限られるため、その後はロンアガリができなくなります。つまり、リーチ後にロンされなかった牌は、そのリーチに対しては絶対安全な現物になるということです。リーチ者はツモ牌をそのまま捨てなければならないため、リーチ後の巡目が増えれば増えるほど現物の数も増え、安全な牌が増えていくことになります。

現物を活かして守備力を高めよう

リーチに対しては「究極の安全牌」といえる現物。ここでは、そんな現物をさらに有効活用して守備力を向上させるポイントをご紹介します。

完全無欠の現物が「共通安全牌」

自分以外の3人全員が捨てている牌を持っていたとすれば、それは「完全無欠の現物」です。この牌のことを「共通安全牌」といいます。リーチした人に対しては絶対安全な現物ですが、他のプレイヤーに対しては安全ではないという場面もあるでしょう。そんな時に絶大な効果を発揮するのが共通安全牌です。牌は1種類につき4枚なので、3人が捨てた牌を自分が持っているケースは多くはないですが、2人に共通する牌であれば確保できる機会も多くあるでしょう。共通安全牌は大切な局面での失点を防ぐことにつながるので、守備的に立ち回りたい局面では大切にとっておきましょう。

字牌は共通安全牌になりやすい

複数のプレイヤーが共通して捨てやすい牌といえば、まずは字牌が考えられます。字牌は順子として使える数牌と異なり、同じものが2枚3枚と揃えないと面子として使えないため、手牌で孤立した字牌は早い段階で捨てられることがほとんどです。また、数牌の中でも比較的使いづらい「一九牌」も共通安全牌になりやすい牌といえます。字牌や一九牌を捨てる際には、共通安全牌として利用できないか確認しておくのがおすすめです。自分の手がそれほど進んでいない、ライバルに先手を打たれてしまうといった状況では、これらの共通安全牌候補を確保しておくという選択肢をとってみるのも一つの手といえるでしょう。

「親の現物」を意識してみよう

大きな失点を防ぐために、親のプレイヤーの現物を意識しておくのもよいでしょう。親がアガった場合の点数は、子の1.5倍となります。そのため、親のリーチは対局中でも特に警戒が必要となる場面です。親のリーチに安全に対応するための親の現物を持っておくことは、子の現物を持っておくことよりもさらに重要といえるでしょう。極端に意識しすぎる必要はありませんが、打牌選択に迷った際に親の現物があれば、優先して残すことも意識してみましょう。

現物のスジはリャンメン待ちには有効

ここまで紹介したように放銃を避ける際にまず行うべきは現物を切ることですが、手の内に現物がないケースもあるでしょう。このような場合に次なる選択肢となるのが「現物のスジ」にあたる牌です。リーチした相手がリャンメン待ちであることが前提になりますが、例えば捨て牌に[④]があった場合はスジの[①][⑦]は比較的安全だと推測できます。[②][③]という形のリャンメンを想定すると[④]を捨てた場合は[①]がフリテンになり、ロンアガリができないからです。ただし、当然ながらリャンメン以外の待ちにはロンされてしまう可能性があるので、あくまでもオリている際に現物がなくなってしまった際の選択肢にとどめるのがよいでしょう。

現物は急なピンチから守ってくれる

今回はリーチされた場合の安全牌として欠かせない「現物」についてご紹介しました。自分が順調に手を進めていっても、相手からリーチをかけられてしまえば厳しい対応を迫られるのが麻雀です。このような場合に備えて現物を抱えながら打っていけば、思わぬ失点を防ぐ救世主となってくれることでしょう。先手を打たれそう、絶対に振り込みたくない、といった状況では現物を意識して対局してみることが守備力アップにつながることでしょう。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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