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もっと勝つための現代麻雀技術論 第115回 「面子候補不足、ヘッドレスの鳴き判断④」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第115回 「面子候補不足、ヘッドレスの鳴き判断④」

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 前回までは面子候補不足の形で、既に鳴いている場合の鳴き判断を考えました。今回はメンゼン時の鳴き判断です。メンゼンテンパイならリーチで打点を上げられますし、面子候補不足の場合は面子候補十分の場合よりスルーしても手が進むツモが多く、面子候補十分の場合よりも遅い巡目までスルーが有力になります。

 4連形×2のくっつき1シャンテン。良形テンパイになる受け入れだけでも1346s1346p8sと、完全1シャンテンと比べても明確にメンゼンでアガリやすい形。完全1シャンテン(役が1つあってメンゼンで平和つかない)から鳴く分岐点はドラ0、1で9巡目、ドラ2で5巡目、ドラ3は1巡目でも鳴きというところです。

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 くっつき1シャンテンの場合の分岐点をどう見積もるかは難しいですが、巡目がかなり深くなっても鳴いてテンパイに取れることが多く、安手テンパイから流局テンパイと大差ないので、完全1シャンテンで平和がつくケースよりもスルー寄りとみます。ドラ0、1で12巡目、ドラ2で8巡目、ドラ3でも3巡目くらいまではスルーしてリーチしてツモや裏ドラ込みの跳満まで狙っても問題ないとみます。

 

  4連形×2のくっつき1シャンテンでメンゼンなら平和もつく形。ここまでよい手ならドラ0、1で鳴くのはテンパイ料もみる流局間際や、どうしてもアガリを阻止したい他家のテンパイが入った場合くらいでしょうか。ドラ2でも分岐点は10巡目程度、ドラ3でも序盤は跳満以上をみてスルーしそうです。

 

  ポンで待ちに取れる形ですが、これも序盤でドラ1以下なら、スルーしてメンゼンリーチを目指したいところ。ツモ、裏ドラ、一発の打点もあるので、序盤なら悪形リーチのみになってものみ待ちに劣らないとみます。2枚目のが出た場合はスルーすると引きのテンパイの価値が大きく落ちてしまうので鳴きます。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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