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もっと勝つための現代麻雀技術論 第114回 「面子候補不足、ヘッドレスの鳴き判断③」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第114回 「面子候補不足、ヘッドレスの鳴き判断③」

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 今回は面子候補不足かつ、3シャンテン以上のケースを考えます。

  ドラ

  3シャンテンとなると2シャンテンの時よりも、浮き牌へのくっつきで手が進むツモも多くなりますし、先制テンパイが取れないことも多くなるので守備を意識する必要があることも増えます。

 第99回 で、「中盤ですぐに他家からリーチが入ると損だが、先にメンツができて1手進めばリーチがかかっても押しが悪くない」くらいまでは鳴くというのを一つの基準としましたが、この手牌からをチーした場合、仮にもう1手進んでもリーチが入れば押すには厳しいですね。よってはスルーします。

  これがなら「悪形を処理できる鳴き」なので基本はチーしますが、巡目や他家の河からいかにもすぐリーチがかかりそうならを鳴くのも厳しくなります。スルーしても安牌が少ない手牌であっても、手牌を短くしなければその分将来安牌が増える可能性も高まるので無理に攻めることはないです。

 もし、が出てもチーするか微妙な局面であれば、手組の時点で安全牌を意識的に残しながら打つべきですし、をポンする前からそうであればもスルーすべきだったでしょうね。

  これまで、遠くて安い手でも役がつく牌は基本鳴くとしましたが、鳴いた後で悪形を処理できる牌が出ても鳴くか微妙で、安牌も少ない手になるようであればスルーします。第108回でも遠い手からの役牌ポンの是非について申しましたが、このあたりも鳴いた後の手組や押し引き判断、他家の手牌進行読みといった技術が問われる問題と言えそうです。

  ドラ

 面子候補不足の2シャンテンですが、今度はホンイツなので鳴いても高く守備力も残り、ホンイツにならないへのくっつきの価値は低い。からでも鳴いて打で問題ないと判断します。

 鳴きによって他家の手牌進行を止められる場合もあるので、守備力が低下するのを補えるというのもありますね。遠くて安い鳴きは避けるのが基本ですが、他家から見た場合に「高そう」に見えるならもう少し積極的に手牌を短くする鳴きを入れてもいいかもしれませんね。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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