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もっと勝つための現代麻雀技術論 第118回 「面子候補不足、ヘッドレスの鳴き判断⑦」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第118回 「面子候補不足、ヘッドレスの鳴き判断⑦」

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 今回はヘッドレス形の場合の鳴き判断を考えます。

 良形テンパイになる受け入れが8種もあるので、4連形×2のくっつき1シャンテンの場合の判断に近いですね。つまり第115回より、分岐点はドラ0、1で12巡目、ドラ2で8巡目、ドラ3で3巡目程度。

 但し、テンパイの仕方によってはドラが出ていく場合もあるので、その辺りは適宜修正が必要です。例えばドラの場合は鳴くと良形3翻か悪形4翻になるのでドラ3でも序盤はスルー、が赤ドラならツモ6で赤が出ていくのでドラ2でも8巡目より少し早めに鳴くことになります。

 

  ツモで平和もつく形、くっつき1シャンテンの時と異なり平和がつく受け入れは4種ですが、それでも平和がつかない場合より鳴く分岐点は遅めになります。

 

  ツモを切ることになって1翻下がりますが、鳴くと単騎テンパイ。完全1シャンテンから片アガリになる牌を鳴く場合の判断に近そうです(単騎待ちは手変わりがきくので片アガリテンパイよりはあがりやすいが、元々テンパイする受け入れは完全1シャンテンより広いので)。

 第103回より分岐点はドラ0、1で13巡目、ドラ2で11巡目、ドラ3でも序盤はスルーというところでしょうか。

 

 受け入れ8種のうちツモは単騎テンパイですが、鳴いても単騎テンパイ。リャンメン×2のタンピン1シャンテンからタンヤオ片アガリテンパイになる牌を鳴く場合の判断に近そうです。

 第104回より、分岐点はドラ0、1で12巡目、ドラ2で11巡目、ドラ3で5巡目というところでしょうか。

 

 雀頭ができやすい連続形がある場合。この場合は良形テンパイになる受け入れだけで8種26枚あるので、鳴いて良形テンパイになる受け入れでも暗刻+リャンメン×2のヘッドレス1シャンテンから鳴く場合の判断に近いですね。鳴いて単騎テンパイになるについてはドラ0、1は流局間際なら鳴く、ドラ2で12巡目程度、ドラ3でも序盤はスルーというところでしょうか。

 

 悪形含みの場合、以外にツモでも良形テンパイ、受けもあるので、が出た場合も、良形×2の1シャンテンから鳴く場合の判断に近くなるので、分岐点はドラ0で5巡目、ドラ1で6巡目、ドラ2で3巡目、ドラ3は1巡目でも鳴くというところでしょうか。

 から鳴く場合はリャンメン×2のタンヤオ1シャンテンから片アガリになる牌を鳴く場合の判断に近そうです。ヘッドレス形の場合は悪形面子候補であっても、そこが面子になるだけでなく雀頭になった場合も悪形待ちが残らないので、「悪形を処理する鳴き」であっても鳴かないケースも増えます。

悪形含みのケースは他にも色々ありますが、これまで取り上げてきた基準から分岐点を判断して一つの基準として活用していただければ幸いです。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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