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第330回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第330回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ
 
雀魂の登録ユーザー数が500万人を突破しました。中国語版リリースから数えても3年強での達成。ネット麻雀中興の祖とも言える天鳳でも500万ID突破までに13年以上かかりました。ネットを通じて、「日本麻雀」が急速に世界中に広まりつつあると言っても過言ではないでしょう。
 
「日本麻雀」としたのは、もちろん世界では様々なルールの麻雀が遊ばれているため。先日のアップデートで再登場した「赤血の戦」は、世界で最もプレイ人口が多い(推定1億人以上)とされる「四川血戦」をベースとした雀魂オリジナルルール。個人的にも結構好きなルールなので久しぶりに遊んでみることにしました。ルール詳細はこちらをご覧下さい。
 
 

雀魂牌譜

東1局

筒子の清一色が狙える手牌なうえに他家全員が筒子不要と宣言。つまり筒子は鳴き放題ツモり放題。すなわちフィーバータイム。このルールで遊んでいて二番目に楽しい瞬間です(勿論一番はここから高い手を和了できた時)。

…と思いきや早々に対門と上家が和了。そのうえ下家からも山からも筒子が姿を見せません。一体何が起こっているのでしょうか。

正解はこちら。下家が不要色を選択する場面で誤って必要な筒子を選択してしまっていたのでした。日本麻雀であれば世にも珍しい清対二人聴牌の形ですが、下家は筒子を不要色扱いしていたので不聴扱い。不聴の場合は聴牌者に高目で放銃した時と同等の点数を支払うことになります(不要色を持っていた場合は最低でも8000点の支出)。

私は清対根の5翻聴牌なので16000点の収入。既に和了している人にはこの収入はないので、1000点や2000点の和了になる場合は見逃しを考慮することが多々あるのがこのルール。日本麻雀は和了見逃しをすることがほとんど無いので新鮮です。

余談になりますが、本家「四川血戦」では「槓」と、2ブロック以上で4枚使う「根」とは別役扱い。国際麻将では「四帰一」という名称です。何故4枚使いを「根(ルート)」と呼ぶのかも気になるところ。数学記号の「ルート」を「根号」と呼ぶので根がルートの意味であることは分かるのですが、そこから四枚使いに繋がる理由がよく分かりませんでした。「四帰一(四枚の牌が一つという根本に帰する)」から「根」なのか、四枚全てを根こそぎ使うから「根」なのか。有識者の方の御報告お待ちしております。

東4局

最終局で再度フィーバータイム突入!今度こそ本物のようです。

清一色根で4翻聴牌に取れますが何やっても大体和了できるので槓して得点稼ぎ!

高め清一色根2で5翻聴牌にも取れますがここでも聴牌取らず。

当然これも槓!清対根2で聴牌すれば6飜になります。

ポン!裸単騎になったので1飜追加で7飜になりましたが、点数の上限は6飜。ゲーム内マネーのやり取りのみでレートも低いので、点数計算は青天井の方が面白かった気もしますね。

ここまで来たら点数関係無く「清十八羅漢」にならないか期待してましたが先に和了牌をツモアガリ。

(32000点(基本点の上限)+1000点(ツモ和了の追加点))×3(ツモアガリは非和了者全員から得点)で99000点。「赤血の間」ルールにおける最高点を和了することが出来ました。

奇しくも獲得コインも「7770」。まさにフィーバータイムを堪能させていただきました。麻雀というのは何とも自由で楽しいゲームですね。それではまた次回。

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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