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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第48回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第48回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第二節二回戦A卓

▼対局者
私: 独歩
石橋伸洋
小林剛
Dさん: タケオしゃん

牌譜はこちら

48-1-min

 3メンチャンとはいえは残り1枚で先制リーチの現物待ち。ダマでもアガればリーチ棒込みで2着目の北家と少なくとも4000点以上の差をつけてオーラスを迎えることができます。

 4000点差(同点は席順でトップ)になれば北家は3900出アガリや700−1300ツモ、2000点直撃で逆転されなくなりますし、次局一人ノーテンでもまだトップを維持できます。同じオーラストップ目でも捲られ率に結構な差がつくので、「4000点差」は特に意識しておきたいラインです。もし西家と北家の点数状況が逆であれば、ダマでもアガればトップ目、ラス目のリーチに現物待ちでは追っかけづらいとはいえ、捲られにくいトップ目を目指してそれでもリーチが有力だったとみます。

48-2-min

 競争相手からの直撃。これで6000点差がついたのでオーラス1300−2600をツモられてもトップです。

48-3-min

 リーチツモ裏1でもトップに届かないので、にくっつけてリーチタンヤオ赤に一発かツモか裏か直撃を狙う手。を実質的にメンツ候補とみなすとメンツ候補オーバー。ほぼ切っていくことになるよりは安牌になりやすい残し。配牌の段階で4メンツ1雀頭をどこで作るかを意識していないとなかなか選べない打牌かもしれません。

 ただし、がアンコになった場合は、リーチツモサンアンコや、リーチ赤裏1の6400(50符3翻)があるので一応から切った方がよかったように思います。

48-4-min

 リーチタンヤオ赤の手をツモって逆転トップ。結果的にはから切っても変わりませんでしたが、北家が待ちでテンパイしてが切り遅れになる展開も有り得ました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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