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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第102回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第102回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第四節二回戦B卓

▼対局者
私:シンプルなワキガ
Bさん:トトリ先生19歳
多井隆晴
Dさん:福地誠

牌譜はこちら

 

102_1-min 東家が2フーロしましたが、河に切られている中張牌はのみとなるとまだ浮き牌を抱えているケースも多くテンパイ率は低そうです。この点数状況なら一刻も早く2着目の親を流したいので、ドラを切る受け入れも残す打白も考えられます。

 しかし、東家はピンズ、マンズと仕掛けたクイタン手なので、残りのブロックはソーズの割合が多い可能性が高い。そうなるとテンパイした場合に---はいかにも待ちとして残りやすいところ。そのことも踏まえるとこの点数状況でもツモ切りが無難でしょうか。

102_2-min テンパイを逃しますがツモで更に手広いヘッドレス1シャンテンになりました。東家はここでソーズを手出し。こうなるとテンパイしている可能性もそれなりにありそうです。

102_3-min -テンパイ。他家全員にあまり使われてなさそうで、出アガリの2000点止まりだと上家に逆転される可能性もそれなりに残るとなると更に加点を狙うリーチもありそうです。しかしここでリーチすれば点数状況的に西家北家が降りるうえに東家はまず降りない。つまりリーチをすることで単に和了率が下がるだけでなく、を持っていれば満貫手の親の和了率を上げることにもなります。「トップ目だから」という理由で安易にダマにすると加点が足りずにかえって逆転されてしまうこともありますが、この局面ならダマに分がありそうです。

102_4-min 1300−2600ツモでトップを決定付けるアガリになりました。東家はマンズでメンツができれば-待ちの11600テンパイ。展開によっては先切りが活きることもあったかもしれません。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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