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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第106回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第106回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第四節三回戦A卓

▼対局者
私:トトリ先生19歳
小林剛
Cさん:独歩
Dさん:シンプルなワキガ

牌譜はこちら

106_1-min 既にホンイツ一通の5ブロックが揃っているので手組のうえでを残すメリットは薄い。ホンイツにするにしてもいきなりのリャンメンを外さない方が他家からの鳴きが期待できます。鳴けるようなら高打点が狙えるうえに比較的アガリやすい手牌であれば目立つ河にならない方がよいです。

106_2-min 一度切ったをツモりましたがツモ切らずに打。一通目は無くなりますがこれでも一応ホンイツの5ブロックが揃っています。マンズを鳴きやすくする意図もありそうですが…

106_3-min ツモなら今度は456三色の目もあり、赤5をツモるようなら鳴いて5800〜11600になる可能性もあります。(既に赤ドラがある手は別として)、赤アリルールかどうかでホンイツを狙う基準が変わることはあまりないのですが、これくらいなら赤アリならホンイツに決めない手順を残すのが面白そうです。一度切った牌をツモ切る前に、今の手牌にとって本当に不要かどうかを確認してみましょう。

106_4-min リーチが入ったのでのみ手悪形残り1シャンテンとなるとほぼ降りることになりますが、北家のリーチはマンズのリャンメンが残っているなら-が通っていて切りリーチなのでもほぼ通ります。よって南家のをチーしてを使い切りつつ1シャンテン取り。手牌を短くしても凌げることが多いなら、手狭とはいえツモでテンパイして運よく北家のリーチを阻止できる可能性を残すという意図がみられます。

106_5-min テンパイが入った東家がを勝負して放銃。東家がテンパイするとも安全でなくなりますが、東家に高々5800放銃なら北家にアガられるよりはよいというのもを鳴く理由になりそうです。次回に続きます。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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