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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第129回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第129回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第五節一回戦B卓

▼対局者
Ⓟ中嶋隼也
Bさん:タケオしゃん
石橋伸洋
Dさん:シンプルなワキガ

牌譜はこちら

 129-1-min

 スジとはいえはドラ、が切られたのが早いとはいえカンチャン以外にペンチャンやシャンポンに当たる場合もある。フリテンの可能性があるのはを残した場合も同じ。いっそ切りで押すか、打で降りてしまうか。このあたりも打牌比較が難しいです。個人的にはそこまでアガリが必要な点数状況ではなく、12巡目となるとどんな1シャンテンでも通っていない牌を2枚勝負は大抵厳しいので打で降りてそうです。

129-2-min

 安牌がなく、1枚引いてテンパイするなら押せる手となると。単にが切られているというだけなら、カンよりカンの方が可能性としてあるので片スジのから切りますが、今回は北家がとペンチャントイツを手出しで外しています。良形テンパイか、タンヤオがついている(あるいはその両方)の可能性が高いと言えます。それなら赤5のまたぎに振らない分が先でしょうか。

129-3-min

 ラス前トップ目の東家。そこまで早いアガリを目指す必要はないので、を鳴いてトイトイ2シャンテンにするよりは守備力のあるチートイツ1シャンテンを維持します。

129-4-min

 しかしがアンコになったのではポンしてメンツ手1シャンテンに。局消化はできませんが、2000点でもアガれば次局満貫をツモられてもオーラストップ目。ただ打でもさほどアガリ率は変わらないので、トップを決定づけられるトイトイ目を残してそうでした。

129-5-min

 テンパイからリーチが入ってドラを止めますが、が上家から出ると鳴いてドラ単騎で再びテンパイ。危険牌を引いてもをアンコ落としできるので、リスクを追わない範囲でアガリの可能性を残します。

129-6-min

 2軒リーチが入りますが結果は5200横移動、オーラスは流局でトップを守り切りました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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