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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第150回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第150回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第五節四回戦A卓

▼対局者
私:タケオしゃん
Bさん:独歩
Cさん:就活生@川村軍団
多井隆晴

牌譜はこちら

 150-1-min

 今節ここまで3連続ラスで足切りの危機にある西家(タケオしゃん)。何としてでもこの局で大きなトップを取りたいところ。ツモの平和テンパイも引きも拒否し、巡目が進むにつれ危険になりやすい内側の牌から先に切って完全に一色手に決め打ちます。基本的には受け入れを狭めるだけの決め打ちは損であることが多いですが、必要な状況であればそうすべきです。

150-2-min

 結果はツモが噛み合わず、他家の当たり牌を止めて一人ノーテン。

150-3-min

 ここもタンヤオ狙いで打とはせず、トイツ手やコーツ手の可能性を残します。

150-4-min

 アンコが2つ完成して四暗刻2シャンテン。後は少しでも重なりやすそうな牌を残すように打ちます。は残り2枚とも山にあり、あわやというところまで行きましたが、こので下家にまさかの12000放銃。オーラスも下家がアガってトップで半荘を終えました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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