麻雀クイズ王第13回 #クイズ
— ネマタ (@nemata4GG) March 28, 2020
4人全員が23m待ちテンパイ。4人のうち1人だけがマンズのある牌を持っていません。「ある牌」として考えられるものは何種類あるでしょうか?
「全員が待ちの時、4人の待ちを答えなさい。」。手牌構成を当てるタイプの麻雀クイズの中で最も有名な問題の一つですが、今回はその問題をアレンジして出題してみました。
麻雀牌が1種類4枚であることを踏まえると、4人の待ちとして下のようなパターンが考えられます。
A
B
C
D
4人のうち1人だけがマンズのある牌を持っていないとは、その牌の所有数が「2枚、1枚、1枚、0枚」もしくは「1枚、1枚、1枚、0枚」となっているということ。まずはがその例に当てはまることが分かります。
では、他のマンズが条件を満たす可能性があるかどうかを考えます。既に1人で3枚以上使っているは有り得ません。が4枚使われているので、4枚目のは手牌で使えないことからも条件に合いません。
4人とも雀頭はかなので、他のマンズは雀頭にならず、題意を満たすためには4人中3人が順子で使っていることになるのですが、を4枚、を3枚使っているので、を含む順子を2つ以上作ることができません。よってこのパターンであれば、題意を満たすのは1種類ということになります。
…実は「全員が待ち」の問題。別解があることを御存知でしたでしょうか。ABCはそのままで、Dが次のようになっているパターンです。
D
このパターンの場合はを2枚しか使っていないので、残りの2人にの順子が1つずつある場合はも題意を満たします。よってとの2種類が正解でした。
先日、『アガリ率5%アップ何切る』のレビューをさせていただきました。本書の小林プロのコラム「新たな発見」を読んでいるうちに例の問題に別解があることを思い出し、「麻雀クイズ王」で出題しようと思い立ちました。
しかし、麻雀クイズ王は4択形式。「別解」に気付けた人だけが正解に辿り着けて、なおかつ別解の存在が露骨にならないようにするにはどうすればよいかを考えた末にこのような出題となりました。別解のパターンは待ちが複数あること自体に気付きにくいパターンの筆頭。この機会に覚えてしまいましょう!
麻雀クイズ王第14回
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