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ネマタの麻雀クイズ王 第12回

ネマタの麻雀クイズ王 第12回

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『科学する麻雀』は2004年、講談社現代新書より出版された、とつげき東北氏著作の麻雀本。麻雀戦術のパラダイムシフトを起こしたと名著と言っても過言ではないでしょう。本書に出会わなければ、私が麻雀界に関わることも無かったでしょう。まさに私にとって、人生の転機となった本でした。

その『科学する麻雀』のリメイク版として有名なのが、福地誠氏との共著という形で洋泉社より出版された『おしえて!科学する麻雀』。その新版として『新版おしえて!科学する麻雀』が2017年に出版され、麻雀ウォッチ内でレビューさせていただきました。

知名度の高さからも約半数の方が『おしえて!科学する麻雀』を選択されましたが、『おしえて!』が出版されたのは2009年。2007年に出版されたのは『超・入門 科学する麻雀』。実は『おしえて!』より前に一度リメイクされていたのでした。

では、『超入門』が、『おしえて!』に移行する際に省かれたものは何かと聞かれて答えられる方はいらっしゃるでしょうか、正解は『本書の何箇所かに登場するリボンをつけた女の子が出てくる4コマ漫画』。彼女は魔法で牌を自由自在にすり替えることができるので、『科学する麻雀』は要らないというオチでした。我々は魔法を使えませんし、対戦相手も魔法が使えるわけではないのですから、勝ちたいのであればどこまで行っても科学的な態度で、麻雀に対して真摯に向き合わねばなりません(笑)

もう一つの選択肢、『もっと科学する麻雀』は、2011年8月よりとつげき東北氏と私の共著という形で『近代麻雀オリジナル』誌上で半年間ほど連載していた麻雀講座。早期に連載終了となったので、『近代麻雀オリジナル』のwikiにも名前が載ってないのが残念ですね。それから3年後の2014年、『超入門』『おしえて!』と同じ洋泉社から、同じく福地誠氏編集という形で『勝つための現代麻雀技術論』を出版させていただくことになりました。巻頭のとつげき東北氏の言葉通り、本書は『科学する麻雀』のいいとこ取りをさせていただいたもの。最初の『科学する麻雀』から10年も経ったわけですが、それから今日に至るまで更に6年の月日が流れたと考えると、時間が過ぎるのは本当に早いものです。

麻雀クイズ第13回

4人全員が待ちテンパイ。4人のうち1人がマンズのある牌を持っていません。「ある牌」として考えられるものは何種類あるでしょうか?

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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