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ネマタの戦術本レビュー第14回「スーパーデジタル麻雀 著:小林剛 その14」

ネマタの戦術本レビュー第14回「スーパーデジタル麻雀 著:小林剛 その14」

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第二章 麻雀はこんなゲーム

(5)「面子候補や浮き牌を選択する時はドラ受けが優先的に残されやすいからドラ筋は他の無筋よりやや危険」ということは一般論としては言えますが、逆に言えば、「序盤で面子候補や浮き牌を選択した形跡のない情報が少ない場合は、ドラ筋は特に危険とは言えない」とも言えます。

 それなら、放銃を避けられても高めドラをツモられて失点が大きくなる可能性がある分、ドラ筋から勝負した方がいいということになるわけです。押し引き判断で、アガリも放銃もしなかった場合を比較するというのはあまり取り上げられていなかったので、今まで発想がなかったと思われた方もいらっしゃるかもしれません。

 余談ですがこれと似たような話で、アンコで持っている牌やそのアンコ筋について。「面子候補が面子になりにくい分アンコ筋は他の無筋よりやや危険」ということは一般論としては言えますが、これも序盤であればそれほど影響が大きくなく、むしろ情報がほとんどないリーチに対しては、アンコで持っている牌はシャボで当たることがない分やや通りやすいまであります。

 多少危険になる場合も大差あるわけでないので、比較的安全と言える牌すら無いけれども降りるべき時には安牌水増しでアンコで持っている牌から切る方がよい。ここまでは、「科学する麻雀」でも言及されている話です。ただし、アンコ筋の場合はドラ筋とは結論は逆。アンコ筋で放銃した場合、もし止めていればツモられて失点する可能性も低いのですから、押すにしてもアンコ筋でない無筋から切った方がよいことになるわけです。

 昔のセオリーで今では誤りであるということが判明しているものも数多くありますが、セオリーそのものは誤りであるが、○○は残すべき(切るべき)という判断自体は別の理由からあながち誤りでもないと言えるものも実はいくつかあります。単にセオリーを覚えるだけでなく、何故そう言えるのか、あるいは何故誤りと言えるのかという理由も込みで押さえておくように心がけましょう。

(6)降りている場合でも、安牌が十分にあってほぼ降りきれそうな場合でないなら一発消しはしない方がよさそうです。

 ベタ降りを再考するその6・一発消し - とりあえず麻雀研究始めてみました

 鳴いても安牌が減らない場合であっても、手牌が短くなることで新たに安牌が増える可能性と、安牌を引くかもしれない1回分のツモを減らしていることになります。もちろん、一発を消す鳴きで自分の手牌がアガリに近づき、ツモによっては押せるようになる場合はこの限りではありません。

本記事に関するご紹介

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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