Q52 平和の1翻は符がつかないことも、目先の受け入れより手変わりを優先して、カンチャンよりトイツを残すことが多い理由の一つとして挙げられます。
Q53 目先の受け入れより待ちの強さ(テンパイした時の受け入れ)。
「シャンテン戻しはない」と考えるのでなく、打としてメンツが出来た場合のくっつき1シャンテンがそれほど良形になりやすくないので、悪形リーチドラ1の方が勝るので1シャンテンには取ると考えます。
シャンテン戻しの基準自体は、赤無しでも赤有りでもあまり変わりません。
Q54 打 「連続形がある場合」と言いますが、正確には、「雀頭を作りやすい、面子と繋がっている面子候補」ですね。例えばは連続していますが単なる2面子なので打牌判断には影響せず、に至っては通常の面子候補より雀頭を作りにくいのでより雀頭固定が有利になりやすいです。
つぶやきへのコメント プロの公式ルールが点数申告だけなので点数だけ言うのがカッコいいと思っていた時期が私にもありました。一見すると何点なのか分かりづらい手については、手役も付けて申告するのがマナーとしてはよいのかもしれません。
Q55 基本はくっつき>ヘッドレスですが、雀頭を作りやすい多メンチャン+リャンメントイツ形なのでヘッドレスにしても良形テンパイになる受けが広く、
ドラなので打点的にもヘッドレスが有利になりやすいたね例外的にヘッドレスに受けます。
基本的に多メンチャンを狙って作るのは、多メンチャンができるメリット以上にテンパイ率を落とすデメリットが大きいのであまり得策ではありませんが、テンパイする受け入れが7種23枚で全部リャンメン以上となると、悪形テンパイ程度にはアガリ率が見込めます。
つまり、それ以上に受け入れが広い手は、仮にテンパイしても悪形ならテンパイにとるメリットが薄い(場合によってはテンパイを外した方がよい)ので、なおのこと目先の受け入れより、テンパイ時によりよい手になる打牌が有力になりやすいのです。
Q56 赤有り麻雀は5が大事と思いがちですが、赤5へのくっつきを考えると、赤入りリャンメンを作る46牌が最もよく、次に赤受けが残るリャンメンを作る37牌、
裏目の赤を引いてもフリテンになりにくいので使いやすい5はむしろそれより劣るというのも気付きにくいことかもしれません。
なお、からを切るとツモでも手広くなるというメリットはありますが、あくまで変化のうえで少し有利というだけなので、テンパイした場合の待ちの強さを優先します。
Q57 打を主張される方も多かったですが、単純なテンパイ枚数だけでなく、ツモでピンズを切っていた方がよりよい手になるのでマンズのダブルメンツ(個人的には、ダブルターツと言う方が適切な気もしますが、以前の麻雀本レビューでも申しましたように、水が沸くことを、「お湯が沸く」というのと同様の表現と思われます、また、並びトイツとも言いますが、を引いた場合他に雀頭が無くなる場合は現状トイツとしてしか扱えないので「並びトイツ」、他に雀頭がある場合は、「ダブルメンツ」と呼んでいるものと私は解釈しています。)は残します。
受けが被っているとはいえリャンメンを作るので、基本は悪形メンツ候補より価値が高いとみますが、が場に多く見えて、の形の価値が大きく落ちるために二度受けを外すことも実戦では少なくないです。
一方、のような4連形の価値が大きく落ちるほど、面子候補を形成する牌が大量に切られることは滅多にありません。
そのため、何切る問題を平面ではなくあくまで実戦の一例として解答しようとする打ち手は、無意識のうちにダブルメンツの価値を低く見積もっているのかもしれません。
私は平面何切るについては、「見えてない牌については等確率でツモる、ただしテンパイした場合は、他家からみてメンツを構成しにくい牌で待てるほどアガリやすいことは考慮に入れる」という前提で答えています。
ただし今回は、打よりも実は打の方がよいかもしれません。
何故なら、打としてチートイツをテンパイした場合、ダマでもツモで親の倍満という超大物手になりますがドラ単騎やドラそばの単騎は特にアガリにくい。
一方打としてツモなら、鳴いても満貫以上で3メンチャンが残る完全1シャンテン以上にアガリやすい手になります。
それでも局収支的には前者の方が勝るとみますが、親の満貫となるとあがれば着順のうえで有利に立てるので、順位点の比率が十分に高いルールであれば打の方が有力になるという考えです。
優劣を比較するのは難しいですが、こうしてみると、ドラ3だから三色への手変わりよりアガリ優先とありますが、むしろ打の方が打点重視の選択で、ドラ3だからこそ意見が分かれた問題と言えそうです。
問題の意図としてはドラ無しにした方がよかったと思います。
つぶやきへのコメント 同じ麻雀を愛するもの同士で諍いが起こるのは悲しいものですね。
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