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ネマタの戦術本レビュー第94回「傑作『何切る』300選 著:G・ウザク 編集:福地誠 その6」

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Q43〜Q45 
 Q43はサンアンコがなくても打とします。
待ちよりは待ちの方がの壁があることもありアガリやすそうではありますが、
切ってもはテンパイで、を残すとツモが強い代わりにツモは若干落ちるので。
「よりよい手」優先ではありますが、「特定のツモで最高の手」になることよりは、まずまずの手になるツモが複数ある方を優先した方がよいことが多いです。
 Q44は単に悪形一通ドラ1よりはメンピンドラ1の方がよい、
 Q45は悪形面子候補よりは中ぶくれ形がよい(しかもツモでもテンパイ)と押さえておけばOKです

 私ならジョッキではなく、ピッチャーで頼んでもいいですよ(笑)

 

Q46〜48 
 実はQ46は校正前の時点ではドラではなかったのですが、それなら平和のつきやすさより、共通の受け()で待ちが端寄りで強いことを優先して打とする方がよいでしょう。
 Q48はダブルメンツを落とさない手。従来の何切る問題は、ダブルメンツを落とさせる問題の方が遥かに多いので、むしろ落とさない方がよい手に注意したいところです。の比較は、今度は「浮かせうち」で打。浮かせた牌にくっついた時、選ばなかったトイツ()以外の牌()を切ることになる場合は「浮かせ打ち」が有力になります。

結果が出るのを急ぎがちになってしまうことがオーラスを間違う原因でしょうか。
ネット麻雀であれば、現在の状態を声に出してみる癖をつけることでミスを防止するのに役立ちそうです。

 

Q49〜51 
 Q49は8mが雀頭なので面子候補同士の比較、それなら、カンチャン>3つめのトイツで打6pとなります。
メンゼン前提でも3トイツを維持するケースはあるので、改めて、どのようなケースでトイツをほぐすのか確認しておきましょう。
 Q50はリャンメンが面子になってカン3mが残る場合も三色目が残る方がよいかどうかが手役をみるかどうかの基準。
ここでも共通の受けを比較することになります。
 Q51はテンパイ外しの典型例。メンゼンカンチャンテンパイは多くのケースは即リーチ有利とはいえ、手変わりを待つべきケースは手変わり待ちが大差で有利になることが多いことには注意しましょう。
 何故なら、カンチャンは待ち牌が切られればその価値は一方的に低下する一方、浮き牌に関しては今回のマンズのように、4連形かつくっつきでタンヤオ、平和、三色まであるといった、いくらでも強力な牌を想定することが可能だからです。
 また、カンチャンテンパイの場合は多くのケースでテンパイ外し>役無しダマ仮テンですが、シャボの場合はトイツを崩すと一方のトイツが雀頭に固定され手変わりが減るのでこの限りではなく、単騎に至っては役無しダマに取ることの方が多くなります。
 テンパイ外しが有力であることが多いとはいえ、有名なセオリーであるが故に言葉が独り歩きしている感があるので注意しておきましょう。

 
心は熱く、頭は冷静に。勝負の心構えとして大事ですね。

 

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この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。1984年佐賀県生まれ。東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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