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ネマタの戦術本レビュー第239回 「フリー雀荘で得するのはどっち!? 著:石井一馬その10」

ネマタの戦術本レビュー第239回 「フリー雀荘で得するのはどっち!? 著:石井一馬その10」

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テーマ13 

 門前祝儀ルールなら、門前アガリの場合だけ祝儀を素点換算したものを加えたうえで判断すれば結構です。

 p73の牌姿であれば、鳴けば8000点のリャンメンテンパイ。1鳴きで7巡目(ツモを1回飛ばすので実質7巡目)テンパイなら70%程度はあがれるところ。一方、リャンメン×2の1シャンテンであっても門前限定ならアガリ率は30%程度なので、リャンカン+リャンメンのこの形なら更にアガリ率は下がります。実際は跳満にならないことが多く赤が出ていくこともありますがですが、仮にスルーした場合12000点、アガリ率30%、祝儀期待値2.6枚で1枚1500点としてもはっきりテンパイ取りが有利になります。1枚3000点としても、アガれなかった時の失点(第233回で取り上げたように、互いのアガリ点に1500点(親なら2500点)を追加して比較、非アガリ時の失点は祝儀無しのケースを想定しているので実際はもう少し高めに見積もるほうがよいかもしれません。)を考慮すれば鳴くところです。

 確かに必要以上にルールによって打ち方を変えたがる打ち手は多いので、心得としては、「普通に鳴く」つもりでいる方がいいと思いますが、祝儀無し想定でどの程度鳴くべきかについては、「もっと勝つための現代麻雀技術論」でもいくつか取り上げてきました。鳴くかどうかの分岐点にある微妙なケースについては、門前祝儀ならスルーと考えていただいて結構です。門前祝儀か鳴き祝儀かは、アガリ連荘かテンパイ連荘かより打牌判断に与える影響がずっと大きいので、簡単な基準しか持たないうちは、ルールに対応するよりは基準に忠実な打ち方がまずできるように心がけた方がよいですが、打牌基準についてそれなりの知識を身につけた段階であれば、分岐点の判断についてはルールを意識した打ち回しを心がけましょう。

 練習問題 巡目はいずれも6巡目程度とします。

問題1 鳴けば2000点1シャンテン。仕掛けがきくリャンメン×2以上の1シャンテンにはすぐになるので、6巡目程度なら40%程度のアガリ率は見込めそうです。スルーして門前で進めた場合のアガリ率を推測するのは難しいですが、6巡目ならアガリ率も打点も他家平均よりは低そうですね。アガれなかった場合の失点がある以上鳴くところでしょう。

問題2 スルーして門前であがれた場合アガリ点12000点、アガリ率35%、祝儀期待値6枚くらいと想定すれば、鳴いて8000点3メンチャンと比較してもスルーもありそうですが、リードしている頻度が多い方が打ち回しもしやすいので、やはり鳴くのが無難とみます。

問題3 問題2でも期待値の目安としてはスルーもそれほど悪くはないところ。それなら鳴いて3900ならまだスルーがよさそうです。
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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