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ネマタの戦術本レビュー第240回 「フリー雀荘で得するのはどっち!? 著:石井一馬その11」

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カンと打点上昇その2・点数 - とりあえず麻雀研究始めてみました

 p79の牌姿でカンした場合、アガリ時の平均打点は約9300点(赤5引きの跳満もあるのでもう少し高い)、カンしなかった場合は8000点です。

 カンしなかった場合は上家から鳴けるとして、リャンメン×2の1シャンテンなら実質良形テンパイになる受け入れ8種。鳴いて中を切ってテンパイなら他家に当たり牌を止められにくいのもあり、8巡目なら50%程度はアガれるでしょうか。

 一方、カンした場合は上家から鳴けないので実質門前相当とすると、8巡目なら1回多くツモれると言ってもアガリ率は35%程度。カンしてアガリ率が落ちるなら他家のアガリ率も落ちるでしょうから非アガリ時の失点は考慮しなくてよいとしてもこの時点ではカンしない方がよさそうです。5翻の手ならカンして12000以上確定なのでカンでいいですね。門前の場合も鳴いて5翻の手のケースと打点上昇率は大差ないのでこれもカンでしょうか。

カンと打点上昇その5・自分一向聴時のカン判断 - とりあえず麻雀研究始めてみました

 ただし、この時点では打としても、ツモってテンパイした場合はカンとする手もあります。リャンメンテンパイからのカンなら7%程度の確率でリンシャンがついて12000点になるので平均打点は9500点。9巡目リャンメンテンパイで他家が全員降りるならアガリ率は約50%ですが1回多くツモれるので約54%。

 実際はカンしても全く出アガリが期待できないわけではなく、ツモ切りの場合でもある程度は警戒されるのでリャンメンダマ(約70%)ほどはアガリやすくはないでしょうから、このあたりは他家の動向で決める方がよさそうです。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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