鉄押し9
打で押し リーチ者のが手出しであるなら、仮にリーチ者がから切りを多用する打ち手であったとしても、そのうえでテンパイ時に待ちが残ることよりは、たまたまペンやカンが残っていることが多いので、はより安全とみてよいでしょう。がツモ切りだとしても、このリーチなら牌の組み合わせでの方が通りそうです。
平和のみ良良1シャンテンで筋2378押しは、「どちらでも良い」ですが、今回はテンパイ時に切る牌も筋2378なので押し有利と言えます。
打ち手の先切りの頻度で判断が変わることが多いのは、「序盤のまたぎ」より、「リーチ宣言牌が字牌である場合の、直前のまたぎ」特に直前に切られた数牌が、単に不要な浮き牌であったとは考えにくい場合です。例えばと全て手出しでリーチ、の数巡前に手出しでが入っている場合。は「先切りされてなければ無いが、先切りされている場合はむしろ本線」になる待ち。先切りの頻度で危険度が大きく変わってくるので、当然判断も変わりやすいということです。
鉄押し10
打で押し アガリやすさは完全1シャンテンと同程度、打点は平和+1翻と同程度と考えると押し有利と言えます。無筋を引いてもまだすぐには降りないので、現物のを切って手牌の価値を落とすほどではないとみます。1シャンテン維持なら打もありますが、リーチ者の序盤のからはリャンメン以外には当たりにくい牌、はリャンメン以外にシャボや単騎に当たる可能性もある牌なので、テンパイになる受け入れを狭めるだけ打に劣るとみます。
引きなら打ダマとします。現物待ちを含むダマ40符3翻以上の手なので、現在の基準でもダマ有力です。
本書でも言及されていますが、正確な打点を把握する必要はありませんし、受け入れ枚数を厳密に数える必要もありません。必要なのは、自分の手牌がどの程度の価値があるのかを大体でよいので見積もることです。手牌の価値を明確にするためにも、麻雀でよく使われる言い回しに慣れることをお勧めします。
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