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ネマタの戦術本レビュー第293回「鉄押しの条件  著:独歩・かにマジン・しゅかつ・平澤元気 その14」

ネマタの戦術本レビュー第293回「鉄押しの条件 著:独歩・かにマジン・しゅかつ・平澤元気 その14」

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 鉄押し31 打

 親でドラドラ完全1シャンテンとはいえ、2件リーチに両方無筋のをノーテンから切るのは損です。ただテンパイすれば悪形が残っても親ならまだ降りるほどではなく、は北家に現物で、西家にも比較的通りやすい(不要な浮き牌を順に切っただけのケースが否定できず、また頭頭ドラならが先に切られるので)ことからここでは打とします。子の場合はドラドラテンパイでも悪形で2件リーチに両方無筋の牌を押すのが厳しいので打の回し打ちとします。

 2件リーチとなると1件リーチより明確に押せる領域が狭くなりますが、2件リーチほどではなくても、2人以上テンパイしている可能性があるなら1件リーチの基準より降り寄りになります。実戦ではリーチ者以外のテンパイが入っていること自体珍しくないので、1件リーチの基準ならギリギリ押せる程度の手の時は、他家の動向にも着目したうえで本当に押してよいか判断することを怠らないようにしたいものです。

 鉄押し32 打リーチ

 が通常無筋2378程度に危険な牌だとしても、今後も降りる手ではないので通った時にアガリやすい単騎に受けます。無筋456以上に危険になる場合や、安牌を切った場合もそれほどアガリ率に差がつかない場合は別ですが、基本的に押し有利な手は危険牌を切ってでもアガリやすい待ちにします。

 リーチしたためにを止められてしまうケースも一応ありますが、先制テンパイでリーチすると結構当たり牌が止められてしまう場合であっても、平場でダマ5翻をリーチして跳満以上を確定させる選択が明確に損になるということはないので、少なくともダマ有利にまでは至らないと判断します。

 

 鉄押し33 打 「ダマテンは基本警戒しない」というのは、ダマテンを考慮しなければ押し有利である一方、ダマテンを警戒すると降りざるを得なくなる場合の話です。アガリ、テンパイを目指すうえでどちらを切っても大きく損することがないのであれば、ダマテンがいた場合も通りやすい方を選ぶに越したことはありません。

 今回のように、テンパイを目指すにしてもダマテンに当たりにくい牌を切るに越したことはないという手牌、局面であれば、場に高い色を止めて安い色から切るようにするという方針が得策です。一方、ダマテンを警戒すると降りざるを得なくなるが、それでも降りた方がよい局面であることを見抜くためには、「ノーテンだとすると不自然」な相手が居ないかを確認するようにします。

 ドラ切り、危険牌押し、ツモ切りが続く、これら一つ一つだけならテンパイしていないことも多いですが、より強い情報となると、「ダマテンでもおかしくない」ではなく、「ダマテンでないとするとおかしい」と読める場合もあります。強い情報なので意識させしていれば判断自体は難しくないため、どの程度警戒するかという基準そのものより、終盤は特に局情報を見落とさないよう注意したいところです。

 レビューはここまでです。次回からは当初予定していた、「手作りと押し引きの鉄戦術」のレビューに入ります。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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