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ネマタの戦術本レビュー第287回「鉄押しの条件  著:独歩・かにマジン・しゅかつ・平澤元気 その8」

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鉄押し17 打

 まだ残り筋が多い段階の生牌ドラ字牌であれば、放銃時の失点が高いとはいえ、無筋456押し以上にリスクが高いとも考えにくい。満貫相当の完全1シャンテンなら押します。

 ただし、字牌は他の数牌より面子になりにくいので最後まで待ちとして残ることが多いという性質から、終盤で残り筋が少なくなるにつれ危険度が大きく跳ね上がるという傾向があります。字牌ドラを切るかどうかで迷う場面というのは巡目も深くなっていることが多いので、字牌だからといっておいそれとは切れないことが実戦では多いというのは確かです。

 また、もし役牌と何かのシャボ待ちであれば、その役牌を止めていれば高めは後1枚しかないため、降りた場合に高めをツモられることが少ないというのも降り寄りになる要因です。今回の局面であれば押しますが、天鳳位間でも意見が分かれたのは、ドラ字牌を勝負する実戦面におけるリスクを体感として把握しているからかもしれません。

鉄押し18 

 子の満貫と跳満では4000点の差があるので、仮に10%しかアガれないとしても、局収支でみれば+400点押し寄りにはたらきます。ほぼ跳満以上になる手ならドラを多く抱えているでしょうから、放銃時の失点も下がっていることを考慮すれば更に押し寄りに傾きます。

 「明確に押し有利」は、押した場合の局収支がベタ降りと比較して+500点以上上回る場合です。よって、満貫止まりなら「どちらでも良い」程度の手であっても、跳満になれば「微差押し〜明確に押し有利」の範囲に収まると考えられるので、今回のように親相手に無筋456勝負であっても押せるとみます。

 残り筋がかなり絞れているのであれば、そもそも満貫1シャンテンであっても「明確に降り有利」になるでしょうから、跳満あっても押し有利にはならないとみて降ります。

 私はツモなら打ダマ、ツモなら打としそうです。後者については、仮にリーチ者が待ちであればを止めてもツモられていた可能性が高いですが、待ちならを止めていればツモられないことが多く、そこからにくっついて自分のアガリになるチャンスがあるためです。

 前者の場合はにくっついてもを押す必要があるので、待ちの場合は結局放銃を回避できませんし、そもそも出アガリのきくテンパイですから少しでも出アガリしやすい待ちで待った方がよいと判断しました。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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