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ネマタの戦術本レビュー第607回「多井熱 著:多井隆晴  その10」

ネマタの戦術本レビュー第607回「多井熱 著:多井隆晴 その10」

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 現状プロ雀士の多くは麻雀だけで生活できるわけでなく本業が忙しい(しかも、雀士としての活動でもかなりの時間が取られてしまう)というのが、積極的に仕事を探さない若手が多い大きな理由と思われます。

 将棋棋士のようにプロになりさえすれば最低限生活できるようになるというのは難しいとしても、(商業目的でないという意味での)アマチュアであるにもかかわらず、自由に活動できるが故に素晴らしいコンテンツを残している人を多く見かける分野も多々あります。

 11で取り上げられているようにプロ資格を免許制にして自由に活動できる形にすれば、麻雀界でもそのような人材が増えてくるのではないでしょうか

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 打ち手が何を考えどのような狙いで手を進めているのかという「打牌方針」については、解説で概ね取り上げられていますが、打ち手は打◯としたが、他の選択肢はどうだったかという、「打牌比較」について取り上げられることが余り無いというのが個人的な不満点です。

 もちろん、「打牌方針」は解説されなくても分かるから「打牌比較」を取り上げて欲しいというのはいわば「麻雀マニア」としての要望なので、視聴者層を考慮して「打牌方針」が解説の中心になるのは仕方の無いことであることは重々承知しているつもりです。

 しかし、対局を参考にしてもっと麻雀が強くなりたいと思っている打ち手にとっては、「打牌方針」以上に「打牌比較」が重要です。22でも取り上げましたが、「解説」だけでなく、「感想戦」がもっと広まって欲しいですね。

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 むしろ自分の考え方であると前置きしたうえでもよいので、戦術面についてどんどん発信してほしいと思っております。

 条件が揃えば麻雀には正解があります。ただ、理論上正解があるというだけで、現状は正解を一つに定めるのが困難で、今後も正解を導けるという保証があるわけではないこともありますし、仮に正解が分かったとしても、次善手とは極めて微差ということも多々あるというだけです。

(「正解が分かっていない」を、「正解がない」と表現するのは慣用的に認められているのかもしれませんが、麻雀が勝敗を競うゲームである以上、私はこの表現は用いません)

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この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。1984年佐賀県生まれ。東京大学文学部中退。

サイト:現代麻雀技術論
著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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