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ネマタの戦術本レビュー第605回「多井熱 著:多井隆晴  その8」

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 昨今の将棋観戦ブームも棋士の解説の力によるところが大きいと思いますが、麻雀は将棋と異なり四人で行うゲームで、しかもゲーム進行がかなり早いためリアルタイムで対局を追いつつ解説をするのはかなり困難です。

 個人的にはむしろ解説だけでなく、対局後の検討、将棋で言うところの「感想戦」が麻雀でももっと盛んになればよいと思っています。現在「天鳳名人戦牌譜検討」を執筆させていただいていますが、観戦中には気付けなかった打牌の意図に後から気付かされることも多々あります。

 私が「現代麻雀技術論」を執筆するきっかけになったのは、ネット雀士間での勉強会に参加したことにあります。一時期は週1回の勉強会で打つ半荘1回以外の麻雀を一切打たなかったくらい、麻雀そのものからは離れていたこともありました。検討の面白さを知らせてくれる麻雀仲間が居なければ、今頃は「現代麻雀技術論」の執筆はおろか、そもそも麻雀から離れていたかもしれません。

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 私も麻雀の内容以外の話は、「勝つための現代麻雀技術論」執筆後は本音では話さないことも多くなりました。いつかは本音で話しても差し障りのない時代が来ればいいですね。

 麻雀の内容に関しては(麻雀マニアの戯言かもしれませんが)、プロ雀士にはどんどん本音で発信してほしいと思っています。自分だけ知っている戦略的情報を他人に知らせたくないという方も多いですが、情報を公開することには沢山のフィードバックを得られるというメリットもあります。

 どんなに実力者であっても、正しい選択に自力で辿り着くのは困難であることも多く、一人の力では十分に検証できるとは言えません。一人で検証するより、より多くの知覚が得られる環境が整ってこそ、今以上の実力向上が望めるのではないでしょうか。

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 私自身は麻雀で努力をしたつもりはなく、たまたま環境がよかったとしか言い様がありません。麻雀戦術に関する情報は質も量も以前よりだいぶ改善されましたが、大半の人にとって正しい努力ができる環境が整ってないように思います。

 戦術本や研究会の内容が仮に正しいとしても、本人にとって有用かどうかはまた別です。伸び悩んでいる人の多くは知識を間違って覚えているというよりは、自分の興味がある分野ばかりを勉強して、苦手分野が疎かになっている、あるいは自分の得意分野、苦手分野が何なのかを誤解しているように見えます。その人が上達するうえでの的確なアドバイスが得られるようにするのはどうすればよいか。個人的にも今後の課題です。

本記事に関するご紹介

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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