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ネマタの戦術本レビュー第773回「麻雀強者の0秒思考 著:ZERO その1」

ネマタの戦術本レビュー第773回「麻雀強者の0秒思考 著:ZERO その1」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

第1章 思考1

 例えばとアンコで持っているところにが出てポンすれば、のコーツを晒して手牌には浮き牌が残ります。通常は、浮き牌を作るためだけに鳴くくらいなら、スルーして1回多くツモった方がいいものですが、13ページ手牌Aのホンイツ狙いのように、有効牌が限られていて、鳴いても打点が下がりにくいケースでは有力になります。

 当著では、「アンコクラッシュ」と表現されていますが、アンコだけでなく、シュンツでも同様の鳴きを入れることができます。とシュンツがあれば、をチーしていずれも456の浮き牌が残せます。しかもアンコの場合は鳴く牌がたった1枚のみなのに対して、こちらは5種17枚もあるのでより使用頻度が高いです。

 ただし、チーは上家からしかできないので、上家が牌を切ってから鳴くかどうか考えても間に合いますが、下家やトイメンから切られた牌をポンするかどうかについては、リアル麻雀であれば予め決めておく必要があります。たった1枚しかないからこそ思考の外にあって反応しにくいという要素もあるので、どの牌が出たら鳴くかは可能な限り打牌前に確認しておきたいものです。

 14ページののように、アンコとトイツ(もしくはカンチャン)がつながっている場合は、アンコをポンすることでリャンメンができます。ポン打なら他家はからのポンに見えるので待ちは盲点になりやすいというのもメリットになります。のように、アンコとアンコがつながっていて雀頭が無い場合もポンすることでリャンメンができます。大会で何をアガっても優勝という局面で、四暗刻単騎テンパイからアンコクラッシュをしてのみ手アガリ。一度でいいからやってみたいですね。

 

麻雀強者の0秒思考

あっと驚く麻雀の名手が0秒で打てるようになる本です。

麻雀強者は0秒で決断します。それはトッププロしかり、最強の漫画キャラクターむこうぶちの傀しかり。
ではなぜ彼らは決断が早く迷いが無いのでしょうか?
それは多くの法則を頭で記憶しているからです。
このパターンならここを見る、というルーチンが完成されているので迷わないし、たとえ裏目になっても心がゆれません。
本書を読めば、一般の人が知らないような麻雀戦術が「0秒法則」として一目で覚えられるようになってます。さらに解説を読めば、むこうぶちの漫画シーンを使ったジョークを読みながらもより深く麻雀が学べます。
またゼロ氏のギリギリ人生を明かしたアウトローコラムは、ぐいぐいと引き込まれ次が読みたくなるハラハラドキドキの展開。こんな人生ならそれは戦術も面白くなりますねという納得と感動。

一冊に「娯楽と学習」がギュギュッとつまった完全無双の麻雀教材! 御無礼!

 
著:ZERO イラスト:天獅子 悦也 
単行本:1,620円

 
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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