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ネマタの戦術本レビュー第825回「『超実践麻雀「何切る」「何鳴く」ドリル』著:雀ゴロK 編その12」

ネマタの戦術本レビュー第825回「『超実践麻雀「何切る」「何鳴く」ドリル』著:雀ゴロK 編その12」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

Q111 カンチャンとシャンポン程度の差ならテンパイ打牌の危険度を優先することも少なくないですが、今回はリーチ者がを切っているのでは片スジ、と大差ありません。

Q112  
赤無しでも9巡目なら2枚見え字牌単騎(非ドラ)リーチが1枚見え字牌ドラ単騎に勝るので、今回は局収支的にも打リーチが勝るとみます。

Q113 リャンメン待ちの時点でアガリ率は十分に高いので、更に待ちを広くするよりは打点を優先することが多いです。

Q114 打リーチ 流局間際に当たり牌を止めることも考慮したい点数状況ではありますが、今回は先行リーチ者の河がヤオチュウ牌のみとかなり待ちが絞りにくい。いずれにせよ危険牌を止めるべきことになるケースは少ないとみて追っかけてそうです。どんな河ならダマ有利になるのか気になるところです。

Q115 トップと大きく離れていて、下位ともそれなりに点差に余裕がある2着目となると点数状況的にはかなりダマ寄りになりますが、それでも今回のように加点効率のよい先制リャンメンテンパイはリーチしましょう。

Q116 ダマでもアガれば次局誰に満貫ツモられてもまだ逆転されないというのはありますが、それでもリーチの加点メリットが大きい先制良形テンパイならリーチします。単騎リーチも考えましたが、アガリやすさ重視ならむしろ打ダマなので結局選ぶことはあまりなさそうです。

Q117 親という理由で子よりアガリやすさを優先することは実はあまり多くないのですが、今回のように他家に局を流されることを防ぐために牽制リーチを打つことはよくあります。連荘で局を続行できるメリットは局面によってかなり変動しやすいので意識しておきます。

Q118 打リーチ リーチドラ1ではアガってもラスのまま続行することも多く、アガリ損ねても他家がこちらのリーチに降りるようなら連荘で続行することを踏まえると、むしろシャンポンリーチに分がありそうに見えます。低確率とはいえ、ツモってアンコ3つのうちどれかが裏ドラになれば倍満ツモのトップ終了まであります。

Q119 逆転されるパターンとして最も多いのは2着目の親がアガること。2着目の親のアガリ率を最も下げる選択はここでリーチを打つことです。僅差のトップ目なら、トップを守るためになおのこと先制役無しテンパイはリーチが有力です。

Q120 ここまでリードするとほぼトップ確定。順位が変わらないようなら局収支が最大になるように打てばよいので、このような役有りテンパイでもリーチが有力になります。

超実践麻雀「何切る」「何鳴く」ドリル

麻雀戦術書のベストセラー作家雀ゴロKの新作。 今回は対局で頻発する「何切る」「何鳴く」問題を 210 問収録した超実践ドリル。 平面何切る本はこれまでにも多数出版されているが、それ以外にも「リーチ判断何切る」「何鳴く」「押し引き何切る」など複数のテーマの問題を出題。 解答ページでは雀ゴロKとメンバーによる問答が掲載されていて、なぜ、その解答が正しいのかが理解できる。

著:雀ゴロK
単行本:1,404円
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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