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ネマタの戦術本レビュー第939回「『超メンゼン主義麻雀』編 その9 著:リツミサン」編

ネマタの戦術本レビュー第939回「『超メンゼン主義麻雀』編 その9 著:リツミサン」編

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

62p ターツ落とし後の打。ターツ落としの途中でツモった浮き牌のケースも一応ありますが、それならより先に切られそうです。チーして切られたなのでソーズでメンツが完成しているところから切られたでもないとなるとはフォロー牌。しかもリャンメン落としの後なので、の形に絞られます。まだ1シャンテンのケースも一応ありますが、それでもの放銃率は相当高いと言えそうです。

63p ターツより優先される浮き牌には手役絡みがあります。ドラが切られていると安いと判断しがちですが、染め手傾向ならドラは残しやすいところ。それなのに安牌になりやすいより先に切っているとなると、手変わりをみる必要性が薄いといえるほどメンツ候補が揃っているうえに高打点の可能性が高いと言えます。あからさまに高打点の手は基礎ができれば誰しも警戒するところなので、実戦ではむしろ一見目立たない仕掛けに着目できるようにしておきたいところです。

64p ターツの価値は場況によっても手牌によっても変動します。そのことを踏まえておくと、読みの精度を高めることができます。

ただし注意したいのは一見ターツ落としに見えて実は空切りだったケース。浮き牌を切った次巡に裏目の牌を引いて空切りした場合はターツ落としと区別がつきません。逆に言えば、裏目を引いたからとツモ切らずに、空切りする選択肢を常に意識するようにしたいものです。

67p 結果的に見え見えの仕掛けになってしまうことはありますが、北家は1メンツも持ってないところからリャンメンを仕掛けています。後々役牌の後付けが読まれやすくなることも踏まえると、そもそも仕掛けたところであまりアガリやすくなってなさそうです。1フーロ目のはスルーが無難だったように思います。大体を鳴いてアガリに向かう手だったとしても案外メンゼンでテンパイできることもあり、ツモ次第でホンイツに移行できる場合もあります。スルーすることで1回多くツモることができるので、こうした恩恵を受けられることもあるということは押さえておくに越したことはないとみます。

68p 都合の悪いケースばかりを想定していると引き過ぎになりますが、想定できていないのも押し引き判断をミスする原因になります。本書にある通り、仕掛けへの押し引きが苦手な人は仕掛けが高打点であると仮定して考える癖をつけるといいと思います。

リャンメンチーに関しても必ず高打点とは言えませんが、今回のように1フーロ目を安目から仕掛けたとなると既に高打点の可能性が高そうです。ドラトイツ以上だとすると手順に矛盾が生じるので、必然的に他に赤を持っているケースが想定されます。

この時点ではまだ1シャンテンの可能性もありますがこちらはまだ2シャンテン。通常ならホンイツに決めてを先に切っておきたい手ですが放銃リスクも踏まえると微妙。すぐ1シャンテンになればを切りますが、トイツ落としから回し打つことも視野に入れた方がよさそうです。

リツミサンの『超メンゼン主義麻雀』

小さい上がりをリスクを回避しながら積み重ねていくのが良しとされる天鳳。平均フーロ率3~4割が当たり前という中にあって、フーロ率2割2分という驚異的な少なさでハイアベレージを続けている異色のプレーヤーがいます。それがリツミサンです。

鳴かなければ手牌が複雑になり、より正確な状況判断能力や読みの力が要求されるのが麻雀。リツミサンの麻雀の特長はまさにその正確な状況判断と読みの確かさにあります。本書でリツミサンが何を、どう考えて麻雀を打っているか、その全貌を見ることができます。

また、「ミスからどのように学べるか」「読みは相手より自分の手を見返すほうが効率よく学べる」など、上達のアドバイスが随所に書かれているのも本書の大きな特長。 一冊を通して読めば、これまで自分が考えたことがなかったような麻雀の捉え方や新しい選択肢が必ず見つかるはずです。 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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