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ネマタの戦術本レビュー第1035回「『麻雀技術 守備の教科書』編 その3 著:井出洋介 小林剛」

ネマタの戦術本レビュー第1035回「『麻雀技術 守備の教科書』編 その3 著:井出洋介 小林剛」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

第一章 守備のための基礎知識

 

CASE5 数牌の危険度について考えてみよう

 安牌探しは現物や通りやすい字牌があるうちは、言わばイージーモード。数牌だけで凌がないといけなくなったらノーマルモードです。数牌同士も、組み合わせが少ないものほど安全度が高いという原則は変わりません。基本的に端寄りの牌が当たる組み合わせが少ないですが、このあたりは例外事項が結構多いので、後の項目の内容も踏まえて判断するようにしましょう。

CASE6 ”読みの基本”…スジについて学ぼう

個人差もありますが、リーチの6割以上がリャンメン待ち。よって数牌同士では、リャンメン待ちに当たらない牌から切るのが基本です。スジ同士であれば、case5で取り上げたように、端寄りの牌ほど安全度が高いと言えます。

スジで注意しなければならない点としてもう一つ挙げるなら、case2で取り上げたノーチャンスとの比較です。基本的にノーチャンスの方が、リャンメン以外の待ちでも当たりにくいので安全になりやすいです。しかし、スジになっている牌は河に切れている牌を1枚確認できればスジと認識できますが、ノーチャンスは場全体から4枚見えを確認する必要があるので何かと見落としやすく。もっと安全な牌があるにもかかわらずスジで放銃してしまうというのもよくあるミスです。

余談ですが、中国語をもとにしているなら、は、「サン・リゥ(リュー)・ジゥ(チュー)」となるはずですが、呼びにくいためかここだけ日本語になっていますね。だったら全部日本語読みでもいいのではとなりますが、は中国語の方がずっと語呂がいいですね。語呂がいいというだけで他言語が混じった呼び方を違和感なく受け入れているのが少し不思議だと思ったのは私だけでしょうか。

麻雀技術守備の教科書

いちばんやさしい麻雀の守備の本
“じっくり型”井出洋介と、“スピード型”小林剛
二人の守備の名人が基本から丁寧に解説しました。

打ち筋が正反対の二人だから導き出すことができた
「全プレーヤー必須の知識」

【この本の特徴】
・麻雀の第一人者井出洋介と、Mリーグ出場のトッププロ小林剛の共著!
・リーチされたら?食い仕掛けされたら? 振り込まない方法を解説!
・「捨て牌読み」「ベタオリ」の技術がわかる!
・「守備を見据えた攻め」「押し引き」もわかる!
・弱気になって守るのではなく、勝つための「守る勇気」を身につけることができる。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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