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ネマタの戦術本レビュー第1186回「『世界最強麻雀AI Suphxの衝撃』編 その4 著:お知らせ」

ネマタの戦術本レビュー第1186回「『世界最強麻雀AI Suphxの衝撃』編 その4 著:お知らせ」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるもの、または更に掘り下げたい部分等を取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

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第1章 強くなること

4.引き出しを増やすこと

生粋の面倒臭がりである私は、引き出しが色々付いている机があっても引き出しを使わず、机の上に持ち物を放置することがしばしばあります。いざ引き出しの中に入れてしまえば、「物を引き出しに入れたという事実」と、「引き出しのどこに入れたか」を覚えておかないと、いざ必要になった時に物を取り出すのが大変です。

更に言えば、いずれ必要になるものを視覚に入らないところに直しておくと、「必要になったことを忘れてしまう」「必要になったことを覚えていても、持ち物を持っていない、あるいは紛失してしまったと誤解してしまう」恐れがあります。

麻雀に関しても似たようなもので、言うなればバカの一つ覚え。もちろん条件によって打ち筋を使い分けないわけではないのですが、あくまで引き出しは一つ。引き出しの中に引き出しを作る、「入れ子構造」のようなイメージで戦術を組み立てるようにしています。

このことを意識しておくことで、単純な基準で打牌選択をすれば十分正着を導き出せたにも関わらず、細かい要素を過大評価したせいでミスをしてしまう頻度を減らすことができます。不要な引き出しの確認も減るので、脳のリソースを節約することにも繋がります。

打牌選択の引き出しを増やすための戦術講座はこれまで山ほど書かれてきましたが、その引き出しがいつどこで有効になるのかまで解説されているものはあまり見ません。「麻雀を学ぶこと」の難しさを考えればやむを得ないことではありますが、戦術書を読む程度に麻雀を学ぶ熱意がある人の大半は、「引き出しが足りない」ことより、「引き出しを持ち過ぎたせいで、いつどこから取り出せばよいかが分かっていない」ことが問題になっているように思われます。

本書は単に細分化された基準を紹介するのみならず、「AIがどのように細分化された基準を使い分けているか」についても何度となく取り上げられています。これを機に引き出しを増やすだけでなく、中の物を一度取り出して整理してみてはいかがでしょうか。

世界最強麻雀AI Suphxの衝撃

世界最強の麻雀AIを人間のトッププレイヤーが本格解説!

2019年6月、麻雀AIで初めて天鳳十段に到達し話題をさらった「Suphx」(スーパーフェニックス)。

天下のMicrosoft社が麻雀という不完全情報ゲームに殴り込みをかけてきたのです。「Suphx」の強さはもはや人間のトップレベルに達しており、他のボードゲームがそうであるように、麻雀も「AIから学ぶ」時代に突入しつつあります。

本書はその端緒となるもので、最強のAIである「Suphx」を人間界のトップといえる天鳳位を獲得したお知らせ氏が徹底的に解説するのものです。

お知らせ氏の筆致は処女作である『鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム』で証明されたように緻密にして正確無比。「Suphx」の打牌を咀嚼し、人間の知として昇華する上でこれ以上の適任はいないでしょう。

ぜひ本書で「Suphx」の強さの秘密と、麻雀というゲームの深淵を味わってください。

●目次
第1章 強くなること
第2章 スタンダードな押し引き
第3章 中盤のスリム化
第4章 序盤の方針

●著者プロフィール
1989年9月18日生まれ。
神奈川県横浜市出身。東京大学工学部卒。
第14代四麻天鳳位。
著書 「鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム」(マイナビ出版)

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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