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ネマタの戦術本レビュー第1202回「『世界最強麻雀AI Suphxの衝撃』編 その20 著:お知らせ」

ネマタの戦術本レビュー第1202回「『世界最強麻雀AI Suphxの衝撃』編 その20 著:お知らせ」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるもの、または更に掘り下げたい部分等を取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

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第3章 中盤のスリム化

5.その他中盤の手順

①ドラ固定

マンズは中ぶくれ形のうえくっつきでタンヤオ、三色が見込める相当強い浮き牌。なら明らかに打がよいでしょう。

しかし、この手の選択は常に第3の選択。ターツ固定の打が候補に挙がります。部分的にはリャンカンをカンチャンにテンパイ以前で固定する手はあまり有力ではないのですが、ドラかつカン待ちをアガリやすくする効果、マンズ中ぶくれが伸びた場合もの受け入れが減る代わりにを安牌として残せるので悪くありません。前回まで取り上げたようなスリム化の有効性を意識できていれば選べる打牌です。

②元々高い手や、鳴くかどうかでアガリ率に大差つく手の場合は「速度合わせ」関係なく鳴くところですし、鳴いても間に合ってない手はなおのこと鳴きません。今回は手牌だけならメンゼンでテンパイしやすく、リーチすることによる打点的メリットが大きい手。西家が2フーロしていても安手濃厚なら鳴かずに手を進めるところですが、西家はホンイツ、トイトイ傾向でいずれにせよ高打点が想定されるので、まさに速度合わせが有効な局面と言えそうです。

③スリム化の6ブロック

6ブロック目のメンツ候補にフォロー牌以上の役割がある場合は6ブロック維持が有力になりやすいです。分かりやすいのが打点絡みですが、場況によっては他の役割から6ブロック目を残すケースが出てきます。今回は6ブロック目のトイツが安牌になりやすく、が上家の仕掛けに将来当たりになりやすいことから6ブロック維持が有力になります。から切ってを引いた場合も、この局面なら打が悪くなさそうですね。

④受けの6ブロック

6ブロック目のメンツ候補にフォロー牌以上の役割がある場合は6ブロック維持が有力になりやすいと申しましたが、逆にフォロー牌の価値が落ちることで6ブロック目のメンツ候補を残すケースもあります。今回はが下家に鳴かれやすく、逆転手をつくるために平和をつけるメリットが大きいことからの価値が下がっていると言えます。ラス目の時も、自分のアガリ以外で着順を上げる手立てがないかを意識して、逆転の芽を自ら摘まないようにしたいものですね。

⑤鳴かれ形

誰かが鳴いて先にテンパイを入れてしまえば、自分がアガれるチャンスは大きく減ってしまいます。手を崩すとそもそもアガリ目が無くなってしまう場合はともかく、鳴かれにくい、あるいは鳴かせてもさほど問題にならない牌を切りながら手牌を維持できることは少なくありません。この手牌ならこれ切りと単に決めてしまうのではなく、どんな時に他の打牌候補が有力になるかも踏まえたうえで、牌理への学びを深めましょう。

世界最強麻雀AI Suphxの衝撃

世界最強の麻雀AIを人間のトッププレイヤーが本格解説!

2019年6月、麻雀AIで初めて天鳳十段に到達し話題をさらった「Suphx」(スーパーフェニックス)。

天下のMicrosoft社が麻雀という不完全情報ゲームに殴り込みをかけてきたのです。「Suphx」の強さはもはや人間のトップレベルに達しており、他のボードゲームがそうであるように、麻雀も「AIから学ぶ」時代に突入しつつあります。

本書はその端緒となるもので、最強のAIである「Suphx」を人間界のトップといえる天鳳位を獲得したお知らせ氏が徹底的に解説するのものです。

お知らせ氏の筆致は処女作である『鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム』で証明されたように緻密にして正確無比。「Suphx」の打牌を咀嚼し、人間の知として昇華する上でこれ以上の適任はいないでしょう。

ぜひ本書で「Suphx」の強さの秘密と、麻雀というゲームの深淵を味わってください。

●目次
第1章 強くなること
第2章 スタンダードな押し引き
第3章 中盤のスリム化
第4章 序盤の方針

●著者プロフィール
1989年9月18日生まれ。
神奈川県横浜市出身。東京大学工学部卒。
第14代四麻天鳳位。
著書 「鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム」(マイナビ出版)

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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