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ネマタの戦術本レビュー第1205回「『世界最強麻雀AI Suphxの衝撃』編 その23 著:お知らせ」

ネマタの戦術本レビュー第1205回「『世界最強麻雀AI Suphxの衝撃』編 その23 著:お知らせ」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるもの、または更に掘り下げたい部分等を取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

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第4章 序盤の方針

2.4ブロック手順

①最終形を構想するとは

説明が前後しますが、ここでの「ブロック」とはメンツまたは1手でメンツが完成する組の総称。2枚組か3枚組のことです。個人的には、「ブロック」だけ横文字なのも違和感があるので、単に「組」と呼ぶのがよいかもしれないと考えています。

今回の手牌は「22222」で5ブロックですが、1枚だけの牌に着目するとまずがドラ。ただのカンチャンであるより優先して残したいところです。

を2枚組より優先して残すと考えれば事実上の6ブロック。を引っ張っている間にから組を作ればホンイツ移行が残るので先にカンチャン落としという発想に至ります。考え方としては、5ブロック+αの時と同じですね。

②テンパイ逃しは痛いのか

ダイレクトテンパイ逃しの痛さばかりを意識すると、シャンテン戻しを選ぶべきときも選べなくなります。今回のようなケースもツモのテンパイ逃しだけは仕方ないとみて、ツモの1シャンテンがカンテンパイとどちらがよいかで判断します。くっつき1シャンテンで打点が上がる手変わりが10種程度あるのですから、テンパイより勝るとみてシャンテン戻しに分があると言えます。

逆に言えば、巡目や局面を考慮すればカンテンパイが勝ると判断したのであれば、その時は1シャンテンに受ければよいでしょう。この辺りは柔軟に対処することをお勧めします。

③孤立牌の強度差

形としては「23221」の4ブロックですが、は123、234三色が狙え、は中ぶくれ形かつドラそば。どちらも強浮き牌であり、強浮き牌を事実上のブロックとみなせば6ブロック。そうなるとへのくっつきを残すメリットが薄くなり、相対的に安牌の価値が上がっているとも言えます。

ただし、手組のうえで安牌を抱えても許容できるというだけで、本当に安牌を残すのがベストなのかは何とも言えないところ。テンパイまで字牌を持っておくと河が弱くなり待ちを絞られやすくなるというデメリットを踏まえると、これくらいなら字牌から切ってそうです。

④テンパイまでの打牌構想

形としては4ブロックですが、がドラそばかつ対門に切りづらいので事実上5ブロック。5ブロックならくっついても比較的使いにくい牌よりは安牌を残すという発想です。

⑤持ち点による一手先の打牌差

をポンすると雀頭が無くなるので、形としては「13322」2。文字通りの意味では5ブロックですが実質的に6ブロック。カンチャンを落としても2シャンテンを維持できます。それならメンツが完成しても安手になりやすいカンチャンを残すよりは、ドラを引っ張りつつを安牌もしくは重なりから役を付ける狙いで残します。慣れてないと違和感が残りますが、一手先の打牌を評価できていれば選べる打牌です。

世界最強麻雀AI Suphxの衝撃

世界最強の麻雀AIを人間のトッププレイヤーが本格解説!

2019年6月、麻雀AIで初めて天鳳十段に到達し話題をさらった「Suphx」(スーパーフェニックス)。

天下のMicrosoft社が麻雀という不完全情報ゲームに殴り込みをかけてきたのです。「Suphx」の強さはもはや人間のトップレベルに達しており、他のボードゲームがそうであるように、麻雀も「AIから学ぶ」時代に突入しつつあります。

本書はその端緒となるもので、最強のAIである「Suphx」を人間界のトップといえる天鳳位を獲得したお知らせ氏が徹底的に解説するのものです。

お知らせ氏の筆致は処女作である『鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム』で証明されたように緻密にして正確無比。「Suphx」の打牌を咀嚼し、人間の知として昇華する上でこれ以上の適任はいないでしょう。

ぜひ本書で「Suphx」の強さの秘密と、麻雀というゲームの深淵を味わってください。

●目次
第1章 強くなること
第2章 スタンダードな押し引き
第3章 中盤のスリム化
第4章 序盤の方針

●著者プロフィール
1989年9月18日生まれ。
神奈川県横浜市出身。東京大学工学部卒。
第14代四麻天鳳位。
著書 「鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム」(マイナビ出版)

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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