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ネマタの天鳳日記 第164回

ネマタの天鳳日記 第164回

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 オーラストップになるためにはツモなら1300−2600以上、出アガリ6400以上、東家直撃なら3900以上。まずまず逆転手になりそうな手牌が来ました。

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 巡目が十分にあるうちはペンチャンより中ぶくれ形。ドラを切ったうえにタンヤオが崩れると逆転できなくなるケースもありますが、今回は「安めを受け入れた先にある変化」もあります。

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 先にある変化とはチンイツ。鳴いてどこから出アガってもトップの1シャンテンになりました。

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 鳴いて待ちのテンパイ。

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 待ち選択。の方がより1枚少ないですが、最後のは山生きで出やすそう。は比較的持たれていることが多いとみて待ちに。

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 大裏目。打のところで打ならをカンする手もありました。西家の立場からはツモれば西入なので、一発目で放銃しても跳満に届かないことも多いのですが、最悪のケースを恐れてしまい打

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…頭の中で「ぐにゃあ」という音がした気がしました(笑)

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 結局3着のまま終了。正着を選べなかったかと見返してみました。

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 実はこの局面。結果的には打ならアガれていましたが、正着は打でも打でも打でもなく打です。一見待ちはカンだけですが、のシュンツを抜くと待ちもあることが分かります。リャンメンとカンチャンが複合する極めて見落としやすいパターンです。
 
 「もっと勝つための現代麻雀技術論」第35回でも取り上げていたにもかかわらず見落としてしまい学習不足が露呈する結果となりました。確かに実戦では複雑かつ難解な待ち選択になることは稀ですが、滅多にないからといって疎かにしていると、より簡単なケースでもミスが増えてしまいがちです。ちょっとした空き時間に少しだけでもいいので、待ち選択のトレーニングをしてみようと思わされました。門前清一色何待ちーランキング付きWebアプリ

 追記:『定石「何切る」301選』Q219にも同様の問題がありましたね。皆様も是非購入して勉強されてはいかがでしょうか。「戦術本レビュー」もよろしくお願いします(笑)

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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