こんばんは、まろちょふです。
今日は3/24(金)に麻雀スリアロchで放送された四神降臨2017王座決定戦での多井隆晴プロの一打を紹介します。
対局は近藤誠一プロ、忍田幸夫プロ、角谷ヨウスケプロ、多井隆晴プロという豪華な面々での対局でした。
場面は3回戦東1局3本場。忍田プロの親番続行中で多井プロは西家、現状19000点持ちのラス目ですが、供託立直棒が3本ある状況。是が非でもあがりたい局面です。
が暗刻で形の良い好配牌。雀頭はない形ですがかなりスピード面では有利な手牌です。
ここで解説の片山まさゆきさんと土田浩翔プロのおなじみの討論が繰り広げられます(笑)
片山「いやーこれはリャンメン聴牌になる牌なら仕掛けるでしょ」
土田「そんなわけありません、多井はそんな打ち手じゃございません(笑)」
4巡目にしてこの形。を切るのが無駄がなさそうですがここで多井プロの選択は・・・
なんと打。がやや薄いことを考慮しての受け入れやピンズの上の伸びを優位と見た判断です。
立直時のカン待ちへの布石とも言えるでしょう。
また、多井プロは
私は同じリャンカン形、カンチャン形でも、奇数で構成されているほうがシュンツになりやすいと思っています。
と述べており、それがここでの思考にも現れているのかも知れません。(HeartLand版「真説!何を切る2015 5月出題分 多井隆晴回答 より」)
そして次順にツモ。を切り盤石のイーシャンテンとなります。
しかし親の忍田プロから先制リーチ。待ちは。
先制リーチの次順、を引き聴牌。
を切れば安全に待ち立直が打てますが・・・
ここは強気に打点を重視。を切って高めドラののノベタン待ちで追いかけ立直を打ちました。
ここに角谷プロも果敢にカンで三軒目の追っかけ立直を打ちましたが同順に山に3枚生きていたを多井プロがツモ和了。
裏ドラも1枚乗りハネマンのツモあがりとなりました。
供託が3本あっても面前で大きなあがりとしたことで3戦目でトップを取り優勝に大きく近づけたプレーとなりました!