一発裏ドラ無しのルールで行われる『第13期飯田正人杯最高位戦Classic』の決勝2日目が26日に行われ、長谷川来輝(最高位戦北海道支部)が優勝、自身初となるメジャータイトルを獲得した。
新津潔(最高位戦会長)が2位。3位に愛内よしえ(日本プロ麻雀協会)、4位に村上淳(最高位戦)だった。
2日目をトップで迎えた長谷川は、1回戦で4着となり一旦トータル2位となるも、2回戦目、3回戦目で連勝、3回戦目では6万点を越える大きなトップで一気に優位に立った。その後の4回戦、5回戦も冷静な打ちまわしで盤石の体制を築き優勝を手にした。2位は最終半荘での愛内との争いを制した新津となった。
長谷川はプロ2年目という短いキャリアで見事北海道所属プロ初のトロフィーを持ち帰った。「リード時にもポイントをもっていないつもりで打つことを心掛けて攻めていきました。田舎の人間でも勝てるという事を示せてよかったです。」と喜びを語った。
順位 | 選手名 | ポイント |
---|---|---|
1 | 長谷川来輝 | 80.0 |
2 | 新津潔 | 0.8 |
3 | 愛内よしえ | ▲1.4 |
4 | 村上淳 | ▲26.6 |
5 | 伊藤聖一 | ▲55.8 |
※供託3.0
全10回戦 5回戦終了時、ポイント最下位者は敗退
配信ページ
麻雀スリアロch
【最高位戦Classic概要】
この大会の特徴は、最高位戦の設立時から第22期まで採用されていた、「旧最高位戦ルール」を採用している事。
このルールは、偶然性を極力排除する事を目的に、一発、裏ドラなし、アガリ連荘などを特徴に持つ、「競技麻雀」「競技麻雀プロ」を確立する為に制定された「競技麻雀の原点」と言えるルール。
第22期以降は一般ファンとの融合を目指し、現在の一発、裏ドラありのルールとなったが、最高位戦の伝統と歴史を伝えていくべく、2006年に「最高位戦Classic」が設立された。
第2期までは最高位戦内部の大会として開催されたが、他団体選手の強い要望により第3期からはプロ団体所属選手に開放された。
第5期よりシステムを大幅にリニューアルし、他団体からの豪華出場選手も含め、実績ごとに1~5組に組分けされる。
そして1~3組までの予選を全3節のリーグ戦で行う事が最大の特徴となっている。
第8期(2013年)より、2012年に逝去した故飯田正人永世最高位の功績を讃え、氏の愛した旧最高位戦ルールで開催されるこの大会にその 名を冠し 「飯田正人杯・最高位戦Classic」として名を改めた。
【歴代優勝者】
第1期 立川 宏
第2期 飯田 正人
第3期 下出 和洋
第4期 坂本 大志
第5期 村上 淳
第6期 宇野 公介
第7期 松ヶ瀬 隆弥
第8期 木原 浩一
第9期 村上 淳
第10期 石井 一馬
第11期 飯沼 雅由
第12期 堀 慎吾
第13期 長谷川 来輝