2019年2月12日にレギュラーシーズンを終えたMリーグ。セガサミーホールディングス株式会社が指名した日本プロ麻雀連盟の魚谷侑未(@yuumi1102)、最高位戦日本プロ麻雀協会の近藤誠一(@sei1k)、茅森早香(@sayakaya0504)の3名のチーム「セガサミーフェニックス(@SEGASAMMY_PNX)」は年末から年始にかけて大苦戦。一時ポイントを▲300近くまで減らすも、その後4位まで浮上。あと一歩でファイナル進出も見えてきた所だった。しかし最終盤にABEMAS・多井の爆発に遭い、最終結果は6位でファイナル進出はならなかった。
順位 | チーム名 | TOTAL | 試合数 |
---|---|---|---|
1 | 風林火山 | 281.7 | 80/80 |
2 | ABEMAS | 184.6 | 80/80 |
3 | 麻雀格闘倶楽部 | 39.2 | 80/80 |
4 | ドリブンズ | ▲8.7 | 80/80 |
5 | Pirates | ▲99.2 | 80/80 |
6 | フェニックス | ▲170.1 | 80/80 |
7 | 雷電 | ▲227.5 | 80/80 |
フェニックスは80戦中、1位は20回、2位は17回、3位は21回、4位は22回。とほぼ平均順位となった。平均打点は茅森が打点王となった部分もあり、チーム平均打点は唯一の7000越えで7122。しかし、普段はかなりの和了率を誇る魚谷がなかなかアガりに結びつかない局面が多く、チームトータルのアガリ数は最少となった。
順位 | 選手名 | TOTAL | 試合数 |
---|---|---|---|
1 | 多井(ABEMAS) | 476.3 | 27 |
2 | 滝沢(風林火山) | 314.8 | 30 |
3 | 寿人(麻雀格闘倶楽部) | 228.3 | 37 |
4 | 朝倉(Pirates) | 178.8 | 28 |
5 | 近藤(フェニックス) | 144.4 | 24 |
6 | 園田(ドリブンズ) | 123.2 | 31 |
7 | 黒沢(雷電) | 116.9 | 22 |
8 | 前原(麻雀格闘倶楽部) | 84.8 | 27 |
9 | たろう(ドリブンズ) | 30.1 | 29 |
10 | 松本(ABEMAS) | 22.1 | 27 |
11 | 勝又(風林火山) | 15.9 | 25 |
12 | 亜樹(風林火山) | ▲49.0 | 24 |
13 | 萩原(雷電) | ▲61.0 | 30 |
14 | 茅森(フェニックス) | ▲65.4 | 29 |
15 | 小林(Pirates) | ▲115.6 | 27 |
16 | 村上(ドリブンズ) | ▲162.0 | 20 |
17 | 石橋(Pirates) | ▲162.4 | 25 |
18 | 魚谷(フェニックス) | ▲249.1 | 27 |
19 | 高宮(麻雀格闘倶楽部) | ▲273.9 | 16 |
20 | 瀬戸熊(雷電) | ▲283.4 | 28 |
21 | 白鳥(ABEMAS) | ▲313.8 | 26 |
魚谷は27戦の出場で着順は上から5-7-6-9、トータルポイントは▲249.1の18位。普段から打点バランスを取りながらもしっかりアガりをものにするタイプの魚谷だが、今期のMリーグでは21人中最少のアガリ率と苦しんだ。先制聴牌を果たしても、後の他者の聴牌のアガリ牌を掴むケースが多く、苦渋のオリ、放銃を迫られる場面が多かった。女流日本シリーズ、日本オープン、王位戦で今期三冠を果たしている魚谷。来期にはこの悔しさをバネにリベンジを果たすだろう。
近藤は24戦の出場で着順は上から8-6-3-7、トータルポイントは144.4の5位。1/24には窮地の状況であったチームをファイナル進出戦線に再び立て直す大きな連勝を決めるなど勝負強さを発揮した。最高位、最強位のタイトルを持つ近藤はこの先も魅力あふれる麻雀を見せてくれるだろう。
茅森は29戦の出場で着順は上から7-4-12-6、トータルは▲65.4の14位に。アガリの回数には恵まれなかったものの高打点のアガりを数多く決め、平均打点は7873と21人中1位で打点王のタイトルも獲得した。競り合いの局面で着順を損する場面も多く、高打点の印象ほどトータルポイントを上乗せすることはできなかった。
2019年2月13日午後 浜松町Mリーグスタジオにてプロ麻雀リーグ「Mリーグ」2018のファイナルシリーズ記者会見が行われ、その中で各チームメンバーのインタビューも行われた。
それぞれに個性的な3名が揃ったフェニックス。今期の戦いをどう振り返るのか。