麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2022-23」4日目が10月7日(金)に開催された。
第1試合結果記事
第2試合出場選手
東:多井隆晴
南:堀慎吾
西:小林剛
北:東城りお
第2試合
東2局1本場、親番の堀がタンピン三色の見えるイーシャンテンから巡目を考慮してをチー。
下家の小林にをツモ切られてしまうが、東城のリーチ宣言牌であるを仕留め、2900の加点となる。
東2局2本場、クレバーなアガリを決め親番が続く堀が3巡目にリーチ。
東城が追いつき、ドラのを勝負して待ちでリーチをかける。
2軒リーチを受けて多井の手牌が苦しくなり、スジを追ってがこぼれた。
裏が1枚乗り、堀の3900が決まった。
東2局3本場は多井が嵌待ちで先制リーチ。
タンヤオ・赤1・ドラ2のイーシャンテンだった東城も押し返すが、ここは多井がしっかりとツモ。
1000・2000のアガリとなった。
東3局、東城が待ちで赤1・ドラ1のリーチ。
同順に親番の小林が待ちでテンパイ。直前に堀がを打っており、対子落としの可能性を考えダマに受ける。
狙い通り堀からが打たれ、小林の1500のアガリとなった。
東3局1本場、5巡目に多井がピンフ・ドラ1のテンパイ。待ちでリーチをかける。
これに対し堀が押し返しを図る。
ドラのを鳴くことができ、多井の現物でもある待ちで3900のテンパイが入る。
ここは多井に軍配が上がる。堀がを掴み放銃、8000のアガリで僅差のトップに立った。
東4局は親番の東城がリーチで攻め立てる。
昨シーズン和了率トップの座を示すかのようにをツモ、1300オールのアガリとなった。
東4局1本場、全員が好配牌のなか堀の先制リーチが入る。待ちはの三面張。
多井も追いつき、待ちで勝負に出る。
これを受けて小林が手詰まる。多井の現物を切り、堀への放銃となった。
裏が1枚乗って8000のアガリ、再び堀が頭一つ抜け出す展開に。
南1局1本場は親番の多井が七対子テンパイ。
堀のが危ぶまれたが、のアンコ落としで放銃を回避。
直後に小林がを掴み放銃となる。
多井の4800のアガリとなった。
南1局2本場も親番の多井がものにする。
残していたを重ね、再び七対子でリーチ。
またも小林がを掴んでしまい痛恨の4連続放銃。
多井が9600のアガリを決めリードを築いた。
南2局、親番の堀が456の三色が見える好配牌。
急所のを多井からチーするともチーして12000のテンパイを入れる。
しかしダマでテンパイを入れていた多井が堀のを仕留め、2000の加点。
南3局はここまで苦しい展開が続いた小林の仕掛けが光る。
どうにか加点に繋げたい親番、清一色やタンヤオを見据えてをチー。
待ったをかけたのは堀。ホンイツ・七対子の大物手でリーチをかける。
この局はタンヤオで仕上げた小林が堀のを仕留め、2900のアガリで望みを繋げた。
南3局2本場、親番の小林が11巡目にのシャンポン待ちでテンパイ。
手替わりの多い牌姿だが、変化を待つべき巡目ではないとして即リーチを敢行。
東城にもテンパイが入る。親とぶつかる覚悟を決め、待ちでリーチ。
小林の待ちの方が山に多く残っており、終盤にをツモ。
4000オールのアガリとなり、一気に2着まで浮上した。
南3局3本場、またも小林が軽快な仕掛けで先制テンパイ。
チャンタなのでのみアガることができる。
小林がテンパイ時に放ったドラのを堀がポン。
を引き入れ堀にも満貫のテンパイが入る。
しかしは小林の当たり牌。
小林への放銃かと思われたが、小考の末を切り回避。
直後に小林がを掴み堀のアガリ。8000の加点でトップの多井に迫る。
オーラス、堀がトップの多井まで跳満ツモ条件、3着目の東城が親番、小林が東城と3200点差という並び。
捨て牌が3段目に差し掛かったたころで、小林が七対子単騎待ちをテンパイ。
リーチをかけると、一発でを引き寄せ、2000・4000のアガリで3着への浮上に成功した。
全19局のロングバトルを制したのは多井。
ABEMASに嬉しいトップを持ち帰った。
第2試合結果
1位 多井(ABEMAS)+57.5
2位 堀(サクラナイツ)+7.3
3位 小林(Pirates)▲18.0
4位 東城(フェニックス)▲46.8
10月7日トータル結果
サクラナイツ(内川1着・堀2着)+86.9
ABEMAS(白鳥3着・多井1着)+32.1
Pirates(仲林2着・小林3着)▲7.8
フェニックス(茅森4着・東城4着)▲111.2
サクラナイツが大きな加点に成功、ABEMASも着実な加点で上位で1週目を終えた。Piratesは苦戦の兆しがあったが耐え抜く結果に。フェニックスは連続4着と苦しい1日になった。
これで全チーム4戦終了。まだ出場していない選手は風林火山の勝又のみとなった。