6月19日(日)竹書房が主催する麻雀日本一決定戦「麻雀最強戦2022」のファイナル進出枠1つを争う対局「男子プロ理詰めの極致」が行われた。
【6月19日(日)15時開始】
— 麻雀最強戦〈公式〉 (@mjsaikyosen) June 14, 2022
麻雀最強戦2022 男子プロ理詰めの極致
【A卓】村上淳 鈴木たろう 園田賢 朝倉康心
【B卓】山田独歩 齋藤豪 石川遼 茨城啓太
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今回はA卓では緻密な戦略がウリのMリーガー4名、B卓ではオンライン麻雀天鳳で天鳳位にたどり着いた4名が緻密な戦いを繰り広げた
対局者
【A卓】村上淳 鈴木たろう 園田賢 朝倉康心
【B卓】山田独歩 齋藤豪 石川遼 茨城啓太
予選
予選A卓は園田がリードする展開となった。オーラスは村上とたろうが僅差の戦いでオーラス。
トップ目の園田は放銃しなければ通過は堅そうな場面だったが積極的に仕掛けてタンヤオの聴牌を取った。
村上はタンヤオのつかない形式聴牌。たろうとの聴牌ノーテンで逆転するのでたろうにテンパイさせて続行させるように進行した。
村上の仕掛けが形式聴牌であることがほぼ明白になり、園田がおそらくタンヤオの1000点の聴牌を入れている状況。たろうは嵌の三色聴牌だったがこれをアガらずチーして単騎聴牌を維持する選択に出た。
跳満ツモ条件の朝倉が条件を満たしてリーチに出るも同巡に園田がアガりきって決着、園田とたろうが決勝進出となった。
試合後のインタビューでは
たろう「アガって連荘した後の局の点棒状況を考えると、ずんたんに条件を満たす聴牌が入った場合、賢ちゃんが差し込みして自分が敗退になるパターンが出てしまう。仕掛けて聴牌を入れていそうだったのでこの1局で終わった方が嬉しいと思ってアガらない選択にしました。」
園田「オーラス一番恐れるべきはたろうさんに手を組まれて12000とか放銃しちゃうこと。僕がアガりに行ってるフリをすることで、たろうさんが引く選択ができるようになるので、何でも鳴こうと思ってました。」
と判断の基準を話した。
予選B卓は石川がリードする展開となったが東4局に独歩が7巡目に国士無双聴牌。1枚余っただけでは聴牌はなかなか見抜けず、今のうちに処理しておこうと茨城から放たれたをとらえて国士無双のアガリが決まった。
このリードが大きく、独歩と石川が決勝に進出となった。
決勝
東1局は親の独歩が連荘を決めていたが2本場でたろうが8000を直撃してトップ目に。
東2局では園田が2000・4000のアガリを決めて並びかける。
流局が続いた後の東3局2本場、たろうが3000・6000のアガリを決めて一歩抜け出した。
南1局1本場、なんとかアガリを決めていきたい3着目親の独歩が仕掛けて聴牌、しかし石川がドラを重ねて同じ待ちで追いついた。
このめくりあいを制した石川が2000・4000でたろうとの点差を16000点差まで詰めた。
南2局、たろうが清一色の仕掛け。独歩が2枚切れのドラ単騎のリーチ。
なんとか連荘したいところだった石川だが苦渋の降りを選択。しかし終盤にツモ巡をずらす仕掛けを入れて独歩のツモ番を飛ばし、たろうに海底牌がまわる仕掛けを入れた。
チンイツの聴牌を入れていたたろうが海底でを掴み苦渋のオリ。石川が機転を利かせた仕掛けで点差が広がることを防いだ。
南3局には園田が連荘の後、2本場で独歩が2000・4000のアガリで点差を縮めてオーラスへ。
オーラスは独歩と石川が跳満以上のツモ、たろうから8000以上の直撃、園田が満貫以上のツモ、たろうから6400以上。たろうが全員に満貫が打てず難しい状況、配牌はよかったが、この1局で終わらせるべく配牌降りを選択。
しかし地道に条件に向けて手を進めた石川がドラドラの七対子をリーチ。ラス牌をツモって3000・6000のアガリで逆転を決めた。
優勝を決めた石川は「南2局、たろうさんにテンパイを取られちゃったのでもう1回オリてもらえないかという仕掛けが功を奏したことが大きかったです。オーラスの七対子はなんとか間に合ってよかったです。ギリギリの戦いでしたが皆様の応援のおかげで勝ち上がることができました。年末のファイナルも頑張りますので応援よろしくお願いいたします。」と語った。
最強戦2022男子プロ理詰めの極致、最後の最後に逆転して優勝しました!
— すずめ(石川遼) (@crazysparrow56) June 19, 2022
応援ありがとうございました。ファイナルも頑張りまーす(*´ω`*) https://t.co/fG4ZWL00gC
次回は6月25日(土)「麻雀最強戦2022タイトルホルダー頂上決戦」が開催される。