12月11日(土)、12月12日(日)竹書房が主催する麻雀日本一決定戦「麻雀最強戦2021 Final」が開催された。
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1st Stage
【A卓】瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟) 宮内こずえ(日本プロ麻雀連盟)仲田加南(日本プロ麻雀連盟)仲林圭(日本プロ麻雀協会)
【B卓】猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)醍醐大(最高位戦日本プロ麻雀協会)鈴木大介(将棋棋士/2019最強位)一瀬由梨(日本プロ麻雀連盟)
【C卓】荒正義(日本プロ麻雀連盟) 川原舞子(日本プロ麻雀連盟)原佑典(日本プロ麻雀連盟)パタ☆ロッソ(アマチュア最強位)
【D卓】多井隆晴(RMU/2020最強位)井出洋介(麻将連合)徳井健太(著名人代表)岡崎涼太(日本プロ麻雀連盟)
A卓からは瀬戸熊と宮内。B卓からは一瀬と醍醐、C卓からは川原とパタ☆ロッソさん、D卓からは岡崎、井出が2ndStageに進出を決めた。

B卓では一瀬の国士無双が炸裂。2019最強位の鈴木大介から討ち取り勝利を掴み取った。

前最強位多井はここで敗退に。悔しさを滲ませながらも「明日うまれる新最強位と共に更に最強戦を盛り上げていく」と来年への抱負を口にした。
2nd stage

A卓からは宮内、醍醐が決勝に、B卓からは瀬戸熊、一瀬が決勝に駒を進めた。

A卓は宮内がほぼ通過確定ポジション。醍醐、パタ☆ロッソさん、岡崎の接戦となった。醍醐は機転を利かせたフリテン立直をツモって逆転を決めて決勝戦に駒を進めた。
B卓は南1の親番で抜け出した一瀬が通過ポジション、川原が2番手につけていた。

しかし南3局で4000オールを決めた瀬戸熊が2番手に浮上。最終局も瀬戸熊がアガって決勝進出を決めた。
決勝戦
東場は宮内がややリードするも点差は小さい息詰まる状況で南入。

瀬戸熊が南1局に5200のアガリで宮内と同点のトップ目に追いついた。醍醐はここで失点となり親番を終えやや厳しい状況に。

南2局は一瀬がホンイツ七対子の聴牌。メンツ手を見切った見事な手順で聴牌にたどり着いた。

しかし役牌を仕掛け、ホンイツ模様でもない親の宮内の仕掛けが隠れドラ暗刻。宮内が12000のアガリで大きくリードを得た。

その後の2本場では瀬戸熊が3900のアガリ。醍醐が放銃にまわり、かなり条件が厳しくなった。


南3局瀬戸熊がドラドラのタンヤオリーチ。マンズのリャンカン選択では中筋になっている嵌待ちを選択。しかし
をツモっていた後、ドラの
を掴んで宮内に2600の放銃。これで宮内は最強位まであと一歩。瀬戸熊は跳満の直撃、倍満ツモという厳しい条件でのオーラスとなった。

オーラス1局目は一瀬が2000オールで連荘。瀬戸熊の条件は依然変わらず。

倍満ツモ条件の瀬戸熊にドラのの暗槓が入り、一気に条件が現実的な模様に入った最中、親の一瀬にドラドラの
待ちリーチが入った。

しかし瀬戸熊もタンヤオドラ4の同じく待ちで追いついてリーチ。ツモなら一発か裏1条件のリーチに辿り着いた。

一発ツモはならず、両者祈るようにツモ山に手を伸ばしたが、は瀬戸熊の手に導かれた。祈るようにめくった裏ドラが2枚乗り、4000・8000のアガリで瀬戸熊が劇的な逆転優勝を果たした。
優勝した瀬戸熊は「信じられないですね。ずっとタイトル挑戦し続けて、ここ10年くらい勝てなくて、今日も最後まで厳しい状況でしたが諦めずに戦って。条件だけを目指してやりました。この大会盛り上げてきたのは多井さんで、その多井さんが敗れて、最近落ち目の僕に対して"セトが本気になったらこんなもんじゃない"って言ってくれたことが本当に支えで。すべての応援のおかげで取れた最強位なので、今後は自分の力でつかみ取って、応援してもらえるよう頑張ります。」と喜びを語った。
みなさんのご声援が僕を奮い立たせてくれました。
— 瀬戸熊 直樹 ⚡️ (@setokumanaoki) December 12, 2021
ありがとうございました!
嬉しいです。感謝しかありません。
2021 最強位 瀬戸熊 直樹
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歴代最強位
第1期(1989年度) 片山まさゆき(漫画家)
第2期(1990年度) 小島武夫(日本プロ麻雀連盟)
第3期(1991年度) 伊藤優孝(同)
第4期(1992年度) 佐々木秀樹(雀鬼会)
第5期(1993年度) 山田英樹(同)
第6期(1994年度) 飯田譲治(著名人代表:映画監督)
第7期(1995年度) 飯田正人(最高位戦日本プロ麻雀協会)
第8期(1996年度) 長谷川和彦(著名人代表:映画監督)
第9期(1997年度) 土田浩翔(日本プロ麻雀連盟)
第10期(1998年度) 荒正義(同)
第11期(1999年度) 長村大(最高位戦日本プロ麻雀協会)
第12期(2000年度) 森山茂和(日本プロ麻雀連盟)
第13期(2001年度) 河合正浩(読者代表)
第14期(2002年度) 郷内武広(同)
第15期(2003年度) 鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)
第16期(2004年度) 氏家義成(さん小倉店代表)
第17期(2005年度[5]) 後藤正博(読者代表・現日本プロ麻雀連盟)プロ代表 二階堂瑠美 (日本プロ麻雀連盟)
第18期(2007年度[6]) 小山理則(めろんの樹代表)
第19期(2008年度) 張敏賢(最高位戦日本プロ麻雀協会)
第20期(2009年度) 福田聡(日本プロ麻雀協会)
第21期(2010年度) 板川和俊(日本プロ麻雀連盟)
2011年 板川和俊(同) ※初の連覇
2012年 水沼利晃(アマ最強位)
2013年 沢崎誠(日本プロ麻雀連盟)
2014年 藤田晋(著名人代表)
2015年 前田直哉(日本プロ麻雀連盟)
2016年 近藤千雄(日本プロ麻雀協会)
2017年 金太賢(日本プロ麻雀協会)
2018年 近藤誠一(最高位戦日本プロ麻雀協会)
2019年 鈴木大介(著名人代表)
2020年 多井隆晴(RMU)
2021年 瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)