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ネマタの戦術本レビュー第595回「麻雀AI戦術 著:水上直紀  その35」

ネマタの戦術本レビュー第595回「麻雀AI戦術 著:水上直紀 その35」

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Q76

 スルーした場合の和了率が10.9%、放銃率18.1%とあるので、ここでもスルーしてもある程度押すことを前提に判断しているようです。

 今回はスルーして降りとの比較でも鳴いて打とします。が通っているのでが当たるとすればですが、下家はのリャンメンを外しています。下家がを切った時点で3枚見え、0枚見え、とあるならを外すのではないでしょうか。(は雀頭)のケースもが共に3枚見えているうえに、そのケースだとしても3枚見えなら落としが選ばれることも多いので可能性は低いとみます。

 の放銃率を15.8%と判断(単純な残りスジ読みでも片スジなのでそこまでは高くないとみる)しているようですが、本当にそこまで高いのであればスルーして降りた方がよいとみます。放銃率の高さから平場でも悪形2翻テンパイで押すのは微妙になるので、アガってもトップがかなり遠く、放銃でラス落ちの可能性が高い2着目なら点数状況的に降り寄りとみるためです。

Q77

 Q75の1巡後、Q51の3巡前の問題。Q51よりは切る牌の危険度が低く、安牌が少なく降りたときの放銃率が高いのでこちらはチーテンが微差ながら有利と出ました。Q51ではチー有利と出ましたが、その後の押し引き判断でミスが多い打ち手の場合はスルーした方がよい結果になりやすいのかもしれません。「降り有利になるまではギリギリまでアガリを目指せる」打ち手を目指しましょう。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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