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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第226回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第226回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第十節二回戦A卓

▼対局者
私:独歩
Bさん:トトリ先生19歳
Ⓟ中嶋隼也
Cさん:就活生@川村軍団

牌譜はこちら

通常なら3枚切れとはいえ、くっつき1シャンテンから安牌は持たないものですか、大きなマイナスさえ引かなければ優勝が濃厚になるのでテンパイまで南を残します。

 逆転優勝のためには何としてもトップ目に大物手を直撃させたいところで絶好の高めダマ跳満の手が入りましたが安めのツモ。フリテンになる以上流石にアガるかと思いきや何とツモ切り。

 次巡ツモで出アガリのきくチートイツテンパイ。リャンペーコーはチートイツの形でもあるのでこの手変わりがありました。1巡挟んでツモ切りリーチとしたのは、単騎待ちとしては絶好のスジ単騎であれば即リーチしてくるはずとミスリードさせて少しでも直撃の可能性を高めるためでしょうか。

 東家からアガってしまうと西家を大きくマイナスさせることが更に難しくなってしまう以上見逃し。結果的には上手くいきませんでしたが、逆転優勝の可能性を僅かにでも上げようとする執念を感じさせられました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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