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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第227回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第227回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第十節二回戦A卓

▼対局者
私:独歩
Bさん:トトリ先生19歳
Ⓟ中嶋隼也
Cさん:就活生@川村軍団

牌譜はこちら

 2巡目にして赤2枚に三色と一通の両天秤のくっつき1シャンテンという大チャンス。

 

 カンでテンパイ、何としてでも上家からの直撃したいところでしたが即ツモ、アガらずに雀頭を落として再度直撃を狙います。

 

 結果的には親が追いついて満貫ツモアガリ。優勝を争う条件戦ならではの攻防が続きます。

 

 10巡目まで全て中張牌切りでテンパイ。ここまで極端だとヤオチュウ牌で待つより、何でもない中張牌単騎にした方が直撃も期待できそう。他家もチートイツとは読んでもまさか単騎であるとは思わないでしょう。

 

 結果は上家にダマで蹴られましたが、ツモで打とすると役無しになるので、をつかんでいたら討ち取れていたかもしれません。

 

 全員が全員トップ目からの直撃を狙う展開。北家のを見逃してようやくトップから引きずり降ろすことに成功しましたが…

 

 引き続き直撃を狙うも同テンのをツモって独歩氏が再びトップに。

 

 オーラスは北家が跳満をツモって逆転トップ。ここでトップを捲れなければそれこそ優勝が決まるところでしたがこれならまだ分かりません。大会ならではの打ち回しが印象に残る半荘でした。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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