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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討  第83回

ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討 第83回

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ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第八期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第八期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第二節一回戦A卓

▼対局者
ASAPIN
タケオしゃん
小林剛
独歩

牌譜はこちら

 次節(11月30日)まで期間が空くので、これまでの対局の中で気になった局面を取り上げていくことにします。

 ドラを残しつつへのくっつきもみるならトイツ落としでシャンテン戻しすることも考えられます。しかし打ではツモ、打ではツモで1シャンテンに取れなくなるので、手変わりの量はさほど変わりません。それなら1シャンテンを維持するに越したことはないので打ツモならそこで打のテンパイ外し。ツモなら打点差で打リーチでしょうか。

 今度はが残り1枚になり、テンパイを逃すツモでもソーズ一通含みのくっつき1シャンテン。これなら2シャンテンに戻した方がよいでしょう。

 テンパイを逃すのはツモのみで、そのもポンテンで出アガリトップの1シャンテン。リーチのみではケースもあるのでドラへのくっつき残し。

 オーラス僅差なのでツモり四暗刻よりリャンメン重視。打ならツモでダマでも出アガリトップの手になりますが、親がを切っていることからよりの方が山に残っていて待ちとしても強いとみたというところでしょうか。が特に使われていると読める要素はなさそうですが、結果的には既に残り1枚しか残っていませんでした。

 南家の必要牌だったを使い切ってツモアガリ。トップを守り切りました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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