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稲毛千佳子が最終局に劇的な跳満ツモで逆転優勝  /第11回μレディースオープン

稲毛千佳子が最終局に劇的な跳満ツモで逆転優勝 /第11回μレディースオープン

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麻将連合所属選手、他プロ団体、アマチュアから多数の女性選手が参加するオープン大会、「第11回μレディースオープン」が6月30日に行われ、麻雀連合の稲毛千佳子が優勝した。これまで11回の開催で初の麻将連合所属選手の優勝となった。

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決勝戦の対局者は、植村里菜(最高位戦日本プロ麻雀協会)、芝美穂子(アマチュア)、稲毛千佳子(麻将連合)、松田麻矢(最高位戦日本プロ麻雀協会)

順位ウマは4-12 一発裏のないルールとなっている。

決勝開始時点のポイントは

植村 84.5
芝 73.2
稲毛 69.3
松田 65.4

となっており、植村のみややリード、残りはほぼ着順勝負の決勝となった。

決勝は東3局の親番で松田が大きく抜け出す。3本場でダブ東、中、ホンイツの4000オールをアガる等5万点ちかくまで素点を伸ばしたが南1局の親番で稲毛がリーチ・ツモ・ドラ2の3900オールで差を詰め、南1局その2では芝が松田からタンヤオ・三色・ドラの8000をアガり一気に横一線となった。

しかしその後南3局で松田が再度アガリを重ね一歩リード、最終局の稲毛の条件は跳満条件となった。

一発裏のないルールでドラが。ドラが無く厳しい配牌だったが順調に進行して稲毛は8巡目に高め三色のリーチ・タンヤオ・平和の待ちの聴牌に辿り着いた。

南4局その2 稲毛の3000・6000

終盤までもつれたが見事にをツモり逆転。稲毛が麻将連合で初めてのレディースオープンの優勝を果たした。

優勝した稲毛は「11回目でまだ麻将連合の選手が勝っていないので全部の思いを背負う気持ちで打ちました。これで勝てなかったらこれまでの15年の選手生活すべてをなげうって跳満をアガろうと。しかしドラがになってしまって、どうしたものかと。最後はなりふり構わぬ感じでした。女性なので他の大会は出ないけどレディースオープンは出ると仰ってくれる方々もたくさんいて、その方々皆さんにも感謝したいと思います。」と喜びを語った。

左から植村、松田、稲毛、芝
第11回μレディースオープン
順位 選手名 4回戦まで 準決勝 決勝 合計
1 稲毛千佳子 53.2 16.1 32.3 101.6
2 松田麻矢 61.4 3.9 19.8 85.2
3 芝美穂子 56.6 16.4 ▲7.2 66.0
4 植村里菜 89.0 ▲4.5 ▲44.9 39.6

 

歴代優勝者

第1回 川端美雪
第2回 相沢ミチ子
第3回 渡辺洋香
第4回 東由紀美
第5回 増田有美
第6回 宮本祐子
第7回 中月裕子
第8回 朝倉ゆかり
第9回 水瀬千尋
第10回 赤岩由美子
第11回 稲毛千佳子

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麻雀ウォッチ編集部
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