麻雀ウォッチ

日本最大級の麻雀専門ニュースサイト!プロ雀士やイベントの情報をはじめ動画やマンガ・アニメ、アーケードゲーム情報まで麻雀関連の事柄全てを網羅します

スリアロチャンネル
ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第173回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第173回

CABO求人麻雀BarWatch
ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第六節三回戦B卓

▼対局者
私:就活生@川村軍団
小林剛
木原浩一
Dさん:タケオしゃん

牌譜はこちら

 173-1-min

 ドラが重なるより役牌が重なる方がアガリやすく、アンコになるようならリーチツモ役牌赤でも満貫。1メンツもないとはいえメンツ候補不足でリャンメンが2つあり比較的メンゼンリーチも狙いやすいとなるとも残したいところ。そう考えれば第一打でドラとはいえを切るのも一手でしょうか。個人的には他の役牌が重なるようならドラが残っていた方が鳴いても高打点の目が残る。配牌4シャンテンならさほど速度にこだわることもないとみてを切ってそうです。

173-2-min

 テンパイしやすいのは打ですが、良形テンパイになりやすいのはペンチャン落とし。今回はポンのペンテンパイも一手でトイトイ変化。南家からの出が期待しやすいこともあって打でしょうか。

173-3-min

 ここまで大きくリードを広げトップをほぼ手中にした東家。ここではリーチを受けてテンパイに取らず現物のをトイツ落とししますが…

173-4-min

 通っていないが重なったところで追いかけリーチ。仮に南家に放銃したところでトップをまくられる可能性はかなり低い。着順が変わらないようなら、素点が反映されるルールならその一局の収支期待値を最大にするのがベスト。安牌を切って親のチートイツ赤1ならもちろん追いかけリーチが局収支上有利なので、少しでも素点を稼ぎにいきます。がそれほど危険というわけでもないので、前巡に打で追いかけてもよかったと思います。

173-5-min

 勢いに乗っているから同じ待ちでもアガリやすくなるということはありませんが、ダントツだからこそ点数状況的に伸び伸びと押せるという面はあります。ラス牌のを南家がつかんで9600和了。70000点超えの大トップで半荘を終えることができました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

新着記事

Return Top