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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第179回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第179回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第六節四回戦B卓

▼対局者
小林剛
Bさん:就活生@川村軍団
木原浩一
Dさん:タケオしゃん

牌譜はこちら

 179-1-min

 ドラの役牌の扱いは難しいものです。中盤過ぎにくっつき1シャンテンになっていたところにドラをツモ。この段階で切って鳴かれるのはトップ目である以上損失が大きい。を切って鳴かれないとしても、その場合はを抱えていた他家がアガリやすくなるということでもあり、がかぶる可能性も高いということです。

179-2-min

 北家の仕掛けで更に打ちにくくなったというのもありますが、テンパイも取らずに打

179-3-min

 がトイツ以上と読める他家がいるわけでもないので、メンピン赤なら切りリーチもあるとみましたが、トップ目なら流局で十分とみて打

179-4-min

 残りツモが少なくリーチ棒を出費しただけに終わることも多そうですが、こうなればで放銃することがなく、他家がこちらの危険牌を止めてテンパイを崩すケースもみてリーチしてそうです。

179-5-min

 結果的にはテンパイが入っている南家がを勝負して西家が満貫和了。結果論かもしれませんがリーチしていれば逆転を阻止できていました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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