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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第178回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第178回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第六節四回戦B卓

▼対局者
小林剛
Bさん:就活生@川村軍団
木原浩一
Dさん:タケオしゃん

牌譜はこちら

 178-1-min

 1メンツできてタンヤオになるならドラは不要になりますし、チートイツ1シャンテンになった場合も、既に赤2枚あるのでドラ単騎よりは1枚切れ単騎に分がありそうです。重なり以外のツモでドラが出ていくなら、守備の意味でもドラを先に切ります。

178-2-min

 チートイツ1シャンテン。メンツが出来てタンヤオ1シャンテンになった場合は受けが残っている分残しに分がありますが、これくらいなら先にツモでテンパイした時を優先して打としそうです。

178-3-min

 ツモで一旦単騎ダマにうけますがツモでリーチ。打としていた場合も序盤でが2枚切れになったので結果的には同じ手順になりそうです。

178-4-min

 跳満ツモでひとまずリードを奪います。

178-5-min

 手牌だけ見れば打とするとツモでテンパイを逃し、ツモ待ちがカンになりますが、は既に4枚見えなのでロスはのみ。を抱えたのは安牌残しでもありますが…

178-6-min

 カンでテンパイした時にアガリやすくするためでもあります。もしリーチ宣言牌がなら、はフォロー牌である可能性が高く、西家ものアンコ落としを選んだのではないでしょうか。残り2枚で特に出やすくないカンチャンと、スジ待ちの中でも読まれにくい残り2枚のカンチャンではアガリ率にかなり開きが出ます。アガリに近い段階の受け入れ(メンツの完成しやすさ)を重視するという観点からすれば、河を作ることはむしろ昨今の麻雀戦術においても意外なほど重要な位置を占めているのかもしれません。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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