第一節一回戦A卓
▼対局者
私:シンプルなワキガ
Bさん:トトリ先生19歳
Cさん:タケオしゃん
Ⓟ石橋伸洋
南家のリーチを受けてひとまずは現物切り。
前巡に東家がを通していますが、通っていなくても切りリーチにつきをまたぐ待ちは考えにくい。1シャンテンを維持します。
をツモって待ちのテンパイに受けますが、このツモで一歩後退。待ちが実質悪形テンパイに近く、にくっつけばまだテンパイの可能性が残ります。「引くとしてもベタ降りとは限らない」からこその一打です。
にくっついて再度テンパイ。親リーチも入りましたがをツモアガリ。安手ですが局面的に価値の高いアガリになりました。
南家がリーチした時の手牌。が鳴き手の北家の現物なのでごく自然な打牌ですが、西家のに反応がなかったのでで当たることも稀でしょう。もし打リーチなら北家は最初の画像でを通せなかったので今回のアガリはありませんでした。
「通っていないスジが多い河の強いリーチ」ほどアガリやすいと言えますが、ここまで結果にはっきり現れることは珍しいですね。本当に切りリーチがよいと言えるのかは結論を出しにくいところではありますが、先手を取れたところで楽には勝てない。天鳳名人戦というフィールドの凄みを見せつけられる一局でした。