麻雀ウォッチ

日本最大級の麻雀専門ニュースサイト!プロ雀士やイベントの情報をはじめ動画やマンガ・アニメ、アーケードゲーム情報まで麻雀関連の事柄全てを網羅します

CABOクィーンカップ
ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第95回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第95回

CABO求人麻雀BarWatch
ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第四節一回戦B卓

▼対局者
私:福地誠
Bさん:シンプルなワキガ
Cさん:トトリ先生19歳
多井隆晴

牌譜はこちら

95_1-min シャンポン待ちが残っても1枚のみ。一見も不要牌ですが、をツモってからテンパイを外すよりも先にを切っていた方がリャンメンテンパイになる受け入れが多い1シャンテンになります。役に絡まない端牌を残してシャンテン戻しはなかなか珍しいです。

95_2-min リャンメンでテンパイする受け入れがかなり多い雀頭無し1シャンテン。親なら安手とはいえ残りスジが多い段階ならくらいは切りそうです。

95_3-min 安手と思いきや一発ツモで2600オール。1シャンテンからでも押せるケースの見極めも他家との差をつける重要事項です。

95_4-min 1メンツもなくメンゼンではアガリに遠い手。にくっついてリャンメンができるより、789三色や字牌重なりからのマンズホンイツが残る方がよいとみてから切りそうです。

95_5-min マンズが10枚になって3シャンテンのチンイツ狙いとしましたが、実は純チャン三色イーペーコーの2シャンテンでもあります。しかしチンイツは鳴いても12000あるのに対して純チャン三色は5800止まり。ツモった場合もにくっつけば鳴いても満貫の1シャンテンになることからこれでもチンイツ狙いに分がありそうです。こうして考えてみると麻雀の手役の中で一色系がいかに優遇されているか、チャンタ系がいかに不遇であるかが分かります。個人的にはここから打とするのが正当化される程度の点数配分の方が麻雀面白い気がしますね(笑)

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

新着記事

Return Top