ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
- 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
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第四節一回戦A卓
ツモの変化をみて打。ツモでもテンパイするので受け入れのロスがありません。ドラを切って手変わりを狙う珍しい牌姿です。
ドラを残していればとなるツモですが、これでもノーテンよりはずっとよい手。既に赤2枚あるならくっつきの打点アップの価値も低いので即リーチ。もし手牌に赤がない場合は前巡の時点でシャンテン戻しの打が有力そうです。
西家から7700和了。西家視点では4枚見えでノーチャンス、通りそうな牌ではありますが、ここから何を引いても東家リーチ相手にテンパイを目指せる手にならないので現物のと切ってベタオリでしょうか。
ツモでもメンツが完成してくっつき1シャンテンになるので二度受けを外すシャンテン戻し。
うまくメンタンピン赤のテンパイが入りますが結果は放銃。
またしても二度受けを外してシャンテン戻し。
再びメンタンピン赤でテンパイしますがまたしても放銃。
が3枚見えて大三元の可能性がなくなり、この点数状況ではメンホンで倍満手になったところで着順を上げることは難しい。完全順位制なら僅かでもラス回避の目を追いますが、素点を考慮して仕方なく切りとしそうです。