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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討  第138回

ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第138回

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ネマタの天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第七期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第五節二回戦C卓

▼対局者
木原浩一
Bさん:コーラ下さい
Cさん:独歩
多井隆晴

牌譜はこちら

 138-1-min

 危険牌のを切らずにテンパイを取れる可能性が残るようにポン打。ただしこの終盤に無スジを切ってきた西家のダマテンにも注意が必要です。

138-2-min

 西家は待ちのダマ満貫テンパイ。西家のダマをケアするなら、よりも互いに通りそうな両スジの方がよかったでしょうか。

138-3-min

 ツモでテンパイした場合ものくっつき1シャンテンよりはペンリーチに分があるとみて1シャンテン取り。

138-4-min

 しかしペンでテンパイしたところで即リーチせずにペンチャン落とし。これなら打の時点でペンチャンを外した方がよかったのですが、東家がドラを切ってきていて少なくとも整った1シャンテン以上と考えられること、西家がを切っているのにを手出しした後にを手出ししたことから、マンズで1メンツ完成、が持たれている可能性が高そうであるが故のテンパイ外しと思われます。

138-5-min

 平和でテンパイしましたがここもダマ、今度は東家の押し返しを嫌うほどではないですが、親のテンパイが入った時に現物待ちになってアガリやすいという意図でしょうか。

138-6-min

 東家がダブポンで打。ここにを引いて南家はテンパイ崩し。ドラまで切って残されているをみてと何かのシャンポンをケアしたものと思われますが、1巡前のがリャンメン固定なら雀頭の待ちもあります。

138-7-min

 西家からダマ3900を和了。個人的には平和ドラ1の時点で即リーチしてそうでした。東家をケアするにしてもダブポンの後でをツモったところで、東家は2900止まりのケースも多く11600になっていることは少ないとみて、東家とのめくり合いになっても問題なしとみてリーチするのも一手だと思います。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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